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解説
正解は「火山」でした。
「火山」とは、「噴火」という現象により形成された地形です。そして「噴火」とは、地下のマグマが溶岩となって外に流れ出したり、高温の火山ガスなどが噴出したりする自然現象のことです。
火山の形状は、主に溶岩ドーム・成層火山・
マグマの粘り気が強い場合、噴出したマグマが火山の上部にたまって盛り上がるため、溶岩ドームと呼ばれる形状になります。
一方でマグマの粘り気が弱い場合、噴出したマグマがすぐに流れていくため、楯状火山と呼ばれる平たい形状になります。楯状火山の中でも、一度の噴火で形成されたものはアイスランドに多数あるため、アイスランド型と呼ばれることもあります。
そしてマグマの粘り気が中間的である場合、その火山は両者の中間的な存在である成層火山となり、きれいな三角形の形状を作ります。日本の火山の多くが、この成層火山に分類されます。
また、火山はひとたび噴火すれば火砕流や火山弾などにより大きな被害を私たちに与えますが、同時に温泉や湧き水、美しい景観などの大きな恵みも与えています。
そして昨年(2023年)の大学入学共通テスト「地学基礎」第1問・問6では、マグマの粘性と火山の形に関する問題が出されています。実際の共通テストの問題は、こちらから見られます。
火山は地学の基本的なテーマなので、地学選択の方も、そうでない方も、この機会にぜひ火山のことをもっと深く調べてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ぜひ次回の「今日の一問・理科編」にも挑戦してくださいね!
【前回の理科編はこちら】
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