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前ページ:はじめから挑戦したい方はこちらへ! 以下は問題の答えと解説です

解説

正解は「火山」でした。

「火山」とは、「噴火」という現象により形成された地形です。そして「噴火」とは、地下のマグマが溶岩となって外に流れ出したり、高温の火山ガスなどが噴出したりする自然現象のことです。

火山形状は、主に溶岩ドーム・成層火山・たて状火山の三つに分類されます。これらの形状が生まれる過程には、マグマの粘り気が深く関係しています。

マグマの粘り気が強い場合、噴出したマグマが火山の上部にたまって盛り上がるため、溶岩ドームと呼ばれる形状になります。

一方でマグマの粘り気が弱い場合、噴出したマグマがすぐに流れていくため、楯状火山と呼ばれる平たい形状になります。楯状火山の中でも、一度の噴火で形成されたものはアイスランドに多数あるため、アイスランド型と呼ばれることもあります。

そしてマグマの粘り気が中間的である場合、その火山は両者の中間的な存在である成層火山となり、きれいな三角形の形状を作ります。日本の火山の多くが、この成層火山に分類されます。

▲世界遺産である富士山も、成層火山に分類されます via Wikimedia Commons 名古屋太郎, CC BY-SA 3.0(画像をトリミングしています)

また、火山はひとたび噴火すれば火砕流火山弾などにより大きな被害を私たちに与えますが、同時に温泉湧き水美しい景観などの大きな恵みも与えています。

▲火山の恵みに感謝を

そして昨年(2023年)の大学入学共通テスト「地学基礎」第1問・問6では、マグマの粘性と火山の形に関する問題が出されています。実際の共通テストの問題は、こちらから見られます。

火山は地学の基本的なテーマなので、地学選択の方も、そうでない方も、この機会にぜひ火山のことをもっと深く調べてみてください!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ぜひ次回の「今日の一問・理科編」にも挑戦してくださいね! 

【前回の理科編はこちら】

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この記事を書いた人

どやさん

京大院生のどやさんです。地球科学をやっている古のオタクです。記事やクイズを通じて、皆さんが理系分野に限らず様々な事に興味を持つきっかけになれればと思っています。よろしくお願いします。

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