解説
正解は「サグラダ・ファミリア」でした。
▲正式名称は「聖家族贖罪教会」via Wikimedia Commons Bernard Gagnon, CC BY 3.0,
スペインのバルセロナに位置するこの教会は、建築家のアントニ・ガウディの代表作として名高く、2005年には一部が世界文化遺産に認定されています。
ヒント1:建設費用はもともと全て寄付金で賄われていた
サグラダ・ファミリアの建設を計画したサンホセ教会は、当初この建物を「貧しい人々のための教会」として提供しようと考えていました。
そのため、着工以来、建設費用は「信者からの寄進」や「一般の人々からの寄付金」に頼っており、建設費用の不足のために工事日程が遅れることもしばしばあったそうです。
サグラダ・ファミリアは2010年に教会として認められ、現在は観光客からの拝観料も建築費用にあてられています。
ヒント2:日本人の建築家が制作の指揮を取っている
彫刻家の
およそ200名が関わっている建築計画において、彼は2013年に芸術工房監督に就任。精緻な職人技が鑑賞者を惹きつけます。
▲外尾さんが手がけた『生誕の門』(2000年) via Wikimedia Commons Alvesgaspar, CC BY-SA 4.0,
ヒント3:現在も建設中で、2026年以降に完成予定
サグラダ・ファミリアは、1882年の着工から140年以上経った現在でも建設が続いています。建設計画の遅延もあいまって完成する時期も200年以上はかかると目されていましたが、2013年には「2026年に完成予定」と報道され、大きな話題を呼びました。
奇しくも2026年は、アントニ・ガウディの没後100年という記念すべき年です。
しかしながら、予期せぬコロナ禍により計画はまたも遅延。施設責任者のザビエル・マルティネス氏は、「2026年の完成を見込んでいたが、残念ながら不可能だろう」と指摘しています。完成までの月日を、今しばらく楽しみに待ちましょう……!
いつか私もこの目でサグラダ・ファミリアを見てみたいです! お読みいただきありがとうございました。
ぜひ次回の「今日の一問・美術編」にも挑戦してくださいね!
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