我らがクイズ王・伊沢拓司。幅広い知識と頭の回転の速さを武器に活躍していますが、そんな頭脳をもって彼が手に入れたもうひとつの称号が「QuizKnockのダジャレ王」です。
▲とても名誉ある称号です
今回は「頭脳の無駄遣いじゃないか」と思ってしまうほどの、伊沢による秀逸なダジャレの数々を振り返っていきます。
答えが“かぶらない”ように……
2020年7月30日公開:【全5企画】一番優勝した人が優勝! 優勝王!
ミニ企画を5つ行い、優勝回数が最も多かった人を「優勝王」とする企画。あるランキングをもとに並んだ都道府県から2つを指名し、順位の合計が最も小さい人を優勝させる、という第1種目「都道府県ドラフト会議」で生まれたダジャレです。被らないように指名することが重要だと説く山本祥彰に対し、伊沢は「え、カブール書く?」とアフガニスタンの首都を指名することを提案します。
単に「被る」と「カブール」をかけただけでなく、都道府県を答える問題で都市名を提案するという、広い知識を持つからこその高度なダジャレだと言えるでしょう。
換気中に『歓喜の歌』
2021年4月5日公開:知らない料理でも東大クイズ王なら推測で作れるのか?
知らない料理を料理名から推測して作るという企画では、「換気しているため音が入るかもしれない」とふくらPが断りを入れたのを受け、伊沢が急にベートーヴェンの『歓喜の歌』をハミングし始めます。ダジャレ王ともなると言葉を発さずともハミングするだけでダジャレが成立するのです。
ちなみにこのシーンに入っているテロップにも、「換気のため環境音が」というダジャレが隠れています。伊沢とともに仕事する編集スタッフも、ダジャレが得意になってくるのでしょうか。
どんどん消えていく姿に……
2019年11月15日公開:【恐怖】クイズに正解しないと消されてしまう番組
正解できないと徐々に薄くなり、最後には消えてしまうという企画。正解できず、2段階薄くなった伊沢が放ったダジャレが「ウスターソースくらい薄くなっちゃう」です。
ウスターソースという味の濃いものを挙げておきながら「薄くなっちゃう」と真逆の心配をすることで、存在が希釈されることへの恐怖の大きさが強調されています。「オクシモロンダジャレ」とでも呼ぶべき非常にテクニカルな一言です。
オクシモロン:「小さな巨人」や「公然の秘密」のように、意味の矛盾する語句をわざと並べる表現技法。
自分のお墓にクイズを刻むなら?
2021年12月4日公開:クイズ王なら、クイズで宇宙人を見破れる説
特殊な制約を課された極限状態でもお題にあったクイズが作れるかという企画です。河村拓哉が持ち込んだ依頼は「自分の墓に刻むクイズを考えてほしい」というもの。伊沢が提出したのは答えが「ハカ」になる問題でした。
ハカ:ニュージーランドの先住民族・マオリの伝統的な踊り。ラグビーニュージーランド代表が試合前に踊ることでも有名。
死んでもなおクイズの皮を被ったダジャレを刻むという徹底ぶり。ダジャレ王としての生き様が垣間見える1問でした。
そもそも「ダジャレ」という言い方が良くない
改めて、伊沢拓司にこれらの動画を振り返ってもらいました。
今見るとワンシーンワンシーンが史上空前のおもしろジョークばかりだなと思うんですが、こういった慢心こそ
そもそも「ダジャレ」という言い方が良くない。「スプリントファニーアフォリズム」などと呼びましょう。んなアフォな。(爆)
今回紹介したダジャレはほんの一部。皆さんの好きなダジャレはありましたか? これからも伊沢が放つ“スプリントファニーアフォリズム”に注目しながら動画を楽しんでくださいね!
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