問題の解説
第1問
【原油や石油など液体の体積を表す際に多く使われる、英語で「樽」の意味も持つ、単位は何でしょう。】
正解は「バレル」でした。
サウジアラビアの原油関連施設2か所が無人機による攻撃を受け、一部の生産が停止しました。
被害を受けたサウジアラビア国営の石油会社によると、この攻撃で1日あたり570万バレル相当の生産が停止したとのことです。これは、サウジアラビアの1日の生産量の、およそ半分に相当します。
攻撃については、隣国イエメンの反政府組織、フーシが犯行声明を出しています。
さて、原油や石油の取引では、体積の単位にバレル(barrel)が使われます。1バレルは、およそ159リットルです。
barrelとは英語で「樽」を意味します。ケンタッキーフライドチキンで、フライドチキンを入れる樽型パッケージをバーレルと呼びますが、これもbarrelに由来します。
第2問
【実際に使用もできる18金でできた便器が、盗まれました。ある社会問題をテーマに芸術作品として制作された、この便器のタイトルは何でしょう。】
正解は『アメリカ』でした。
イギリスのブレナム宮殿で展示されていた18金の便器が、盗難被害に遭いました。
この便器は、イタリアの彫刻家マウリツィオ・カッテランにより制作されたもので、作品名は『アメリカ』。貧富の格差を風刺した芸術作品で、実際にトイレとして使用することもできます。
貧富の格差をモチーフに18金で制作され話題を集めた「黄金の便器」が、展示されていたイギリスの宮殿から盗み出され、宮殿は陳謝するとともに返還を呼びかけています。 https://t.co/5fsB3JXrzU
— NHK国際部 (@nhk_kokusai) September 15, 2019
展示では使用できるよう配管で接続されていたため、その周囲は水びたしになったとのことです。
第3問
【2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたカヌーのテスト大会で、観客の暑さ対策として行われた実験は次のどちらでしょう。】
正解は「人工雪を降らせた」でした。
13日に海の森水上競技場で行われたカヌー・スプリントのテスト大会で、暑さ対策として人工雪を降らせる実験が行われました。
海の森水上競技場は、2020年東京オリンピック・パラリンピックでもカヌー・スプリントやボート競技の会場となっています。
しかし整備費削減を理由に、客席の一部にしか屋根がついていません。このため、暑さ対策が急務となっています。
なお人工雪の結果ですが、降雪の前後で気温や暑さ指数(WBGT)に変化はなかったものの、肌に当たると清涼感はあったとのことで、本番までにさらなる改良が検討されています。