問題の解説
第1問
【2020年のノーベル医学・生理学賞に選ばれたハーベイ・オルター氏、マイケル・ホートン氏、チャールズ・ライス氏の受賞理由は、次のうちどれでしょう。】
正解は「C型肝炎ウイルスの発見」でした。
昨日5日、2020年のノーベル医学・生理学賞受賞者の発表が行われ、アメリカの国立衛生研究所(NIH)のハーベイ・オルター氏、カナダのアルバータ大学のマイケル・ホートン氏、アメリカ、ロックフェラー大学のチャールズ・ライス氏の3人が、「C型肝炎ウイルスの発見」を理由に受賞しました。
肝炎ウイルスにはA・B・C・D・Eの5つの型があり、このうちC型肝炎ウイルスに感染するとC型肝炎を発症します。C型肝炎は日本の慢性肝炎の約7割を占め、無症状の人を含めると感染者は150万〜200万人いると推測され、「21世紀の国民病」と呼ばれることもあります。
誤答選択肢は、ノーベル医学・生理学賞の有力候補とされていた日本人研究者の研究内容でした。がん治療の個別化は中村祐輔・東京大名誉教授、「自己組織化」は藤田誠・東大卓越教授の研究です。
第2問
【世界的なファッションブランド「KENZO」を立ち上げた、デザイナーの高田賢三氏が亡くなりました。さて、高田氏が活動拠点としていた都市はどこでしょう。】
正解は「パリ」でした。
世界的なファッションブランド「KENZO」を立ち上げた、デザイナーの高田賢三氏が4日、パリ近郊の病院で亡くなりました。
高田氏はパリを拠点に活動しており、フランスの芸術文化勲章を受章したほか、1999年には日本でも紫綬褒章を受章しています。また、2004年に開催されたアテネオリンピックの日本選手団の公式服装もデザインしました。
高田氏は9月中旬に新型コロナウイルスに感染し、パリ近郊の病院に入院していました。しかし今月に入って体調が悪化し、日本時間の4日午後11時ごろに亡くなったということです。
華やかな色や柄使いのブランド「ケンゾー」の創始者で、世界的に有名なファッションデザイナーの高田賢三氏が4日、新型コロナウイルスに感染後、パリ郊外の病院で亡くなりました。81歳でした。https://t.co/tc8fFzQRv1
— 時事通信国際ニュース (@jiji_gaishin) October 4, 2020
第3問
【5日の兵庫県議会の本会議にて、全国で初めてあるものの規制条例が可決されました。さて、そのあるものとは何でしょう。】
正解は「ボーガン」でした。
兵庫県議会は5日、ボーガンに関する新たな条例を全会一致で可決・成立しました。
兵庫県では、今年6月に宝塚市でボーガンによる殺人事件が起きたほか、7月には神戸市でこの事件を模倣するような殺人未遂事件が起きていました。
条例では、ボーガンの所有者に対し、生命、身体、財産に危害を及ぼすことや動物を殺傷すること、それに公園や駅など不特定多数の人がいる場所での使用を禁止しています。
また、ボーガンを所有する県民全員に氏名や住所、型式などの届け出を義務づけ、違反した場合は5万円以下の罰金が科されます。
届け出の義務化は、今年(2020年)12月1日から始まる予定です。