問題の解説
第1問
正解は「千円札」でした。
来年3月18日以降に発行される千円札について、デザインの一部が変更されます。
変更されるのは、表面の「野口英世」直下の記番号(アルファベットと数字の部分)と、同じく表面の「日本銀行券」の上にある記番号の色で、現在の褐色から、紺色になります。
【千円札「記番号」の色変更】 #財務省 は、 #千円札 に印刷されている記号と番号の色を褐色から紺色に変更すると発表した。2019年3月18日以降の発行分からで、色の変更は約8年ぶりとなります。
— 時事ドットコム (@jijicom) 2018年10月18日
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変更の理由は、記番号に使われるアルファベット3つと数字6ケタを組み合わせた、129億6千万通りを使い果たしてしまうためです。
このような記番号の色の変更は過去にも行われており、現在の「野口英世の千円札」であれば、2011年7月に黒色から現在の褐色へ変更されています。
ちなみに、記番号に使われないアルファベットが2つあります。何と何か、わかりますか?
正解は「I」と「O」です。理由はもちろん、数字の1や0と見間違えやすいため、ですね。
紙幣については次の記事も参考になりますので、深く知りたい方はぜひ。
第2問
正解は「立候補者が多すぎるため、投票用紙が新聞サイズの大きさ」でした。
アフガニスタンでは、治安の悪化を理由に3年近く先延ばしにされていた下院選挙が、今月20日に実施される予定です。
現在でも治安はいいとはいえず、選挙に関連するテロが続発し、これまで10人もの候補者がテロで命を落としています。
この選挙では249の議席に対し2500人以上が立候補しており、首都カブールのあるカブール州選挙区だけでも、800人を超える立候補者が出ています。
そのため同選挙区の有権者は、800人以上の顔写真と公約が書かれた15ページにもなる新聞サイズの投票用紙の中から、わずか1人の候補者を選んで投票するという事態となっています。
800 candidates for one seat!! Kabul voters wrestle with newspaper-sized ballot paper https://t.co/DLiu7FyGfN pic.twitter.com/BJoeg76TbZ
— Gulf News (@gulf_news) 2018年10月12日
投票するだけでも骨が折れそうですが、カブール州では偽装による有権者の水増しなど不正行為が横行し、またタリバン(アフガニスタンのイスラム過激組織)が選挙の妨害を宣言するなど、正常な選挙となるのかさえ見通しが立っていません。
第3問
正解は「ゴジラ座」でした。
NASA(アメリカ航空宇宙局)が、日本生まれの怪獣「ゴジラ」に由来するゴジラ座を、”星座”として認定しました。
しかし、ここでいう”星座”は、国際天文学連合が定義している88星座とはまったく別のものです。
ガンマ線天文学という天体観測の分野では、天体から放出されるガンマ線(放射線の一種)を観測します。そして、ガンマ線を放つ天体をマッピングし、いわゆる星座に見立てて線でつないだものが、今回発表された”星座”となります。
今回、NASAから22の”星座”が発表されました。その中には「ゴジラ座」のほか、「アインシュタイン座」や「シュレーディンガーの猫座」、「エッフェル塔座」、「富士山座」などユニークな星座が並んでいます。
NASAのウェブサイトでは、これら”星座”の絵が確認できますので、興味ある方は覗いてみるのも一興です。
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