問題の解説
第1問
正解は「自由貿易協定」でした。
麻生太郎副総理兼財務大臣とペンス米国副大統領による、日米経済対話が行われました。
インフラ整備や天然ガスなどの輸出入に向けた協力や、ジャガイモの輸入、柿の輸出の解禁などで意見が一致した一方で、焦点とされていた日米間のFTAについては直接的な文言は盛り込まれませんでした。
自由貿易協定(FTA: Free Trade Agreement)とは、2国間、またはそれ以上の国との間で結ばれる協定です。関税や輸入割当(外国産の商品の国内販売量を制限すること)など物流に関する他国との障壁を取り除くことが目的です。
対して、誤答選択肢の経済連携協定(EPA: Economic Partnership Agreement)は、FTAを軸としつつも物流だけでなく、人や知的財産権、投資などモノ以外の動きに関しても取り決めます。
もう一つの誤答選択肢、北米自由貿易協定(NAFTA: North American Free Trade Agreement)は、つづりを見ても分かる通り、北米の3か国間(アメリカ、カナダ、メキシコ)で結ばれたFTAです。
第2問
正解は「Wi-Fi」でした。
無線を使いパソコンやスマートフォンなどをインターネットに接続する無線LANの一つ「Wi-Fi」に、セキュリティ上の欠陥があることが判明しました。
安全性が高く世界中で幅広く使われている「Wi-Fi」ですが、欠陥を悪用されることで情報を盗み取られたり、ウイルスに感染させられたりする危険があります。
この欠陥を悪用するには高度な技術が必要で、また「Wi-Fi」の電波が届く範囲(10数メートルほど)でしか攻撃できないため被害に遭う可能性は低いですが、「Wi-Fi」を使う機器では早急に修正プログラムを適用するよう呼びかけられています。
また、このニュースに関連して、「無線LANケーブル」なるパワーワードがトレンドにもなりました。
無線なのにケーブルとは… WPA2の脆弱性報道でパワーワード「無線LANケーブル」が再燃|BIGLOBEニュース https://t.co/mTP9ezXRCQ pic.twitter.com/IkHiOq0BtW
— BIGLOBEニュース (@shunkannews) 2017年10月16日
第3問
正解は「前後で連結する」でした。
ネット販売など宅配業務の需要が高まっていることなどから、運送業界では深刻なドライバー不足(約4割が50歳以上)に陥っています。
この解消のため、規制を緩和するための実験として、全長25mの「ダブル連結トラック」の運行が始まっています。
実験に参加するのは、福山通運やヤマト運輸など3社で、主に新東名高速道路などで実験運行が行われます。
国土交通省では、輸送量の増加や省人化だけでなく、CO2排出量の削減効果(約3割削減)もあると試算しています。
全長25m、「ダブル連結トラック」の運行開始https://t.co/fMYZqRFyNd#経済
— 読売新聞YOL (@Yomiuri_Online) 2017年10月17日