問題の解説
第1問
【代々木公園で本日まで、スペインの食文化などを紹介するイベントが開催されています。次のうち、スペイン料理はどれでしょう。】
正解は「C」でした。写真は「パエリア」です。
日本最大級のスペインフェスティバル「フィエスタ・デ・エスパーニャ2020」が、11月21日から23日まで代々木公園にて開催されています。新型コロナウイルス流行の影響で中止が検討されていましたが、新たに入場料1000円(大人)を徴収して感染対策に充てることで、開催されることになりました。
会場では、辛味のあるソーセージの「チョリソー」や、オリーブオイルに魚介類などを入れて煮込んだ「アヒージョ」などのスペイン料理を楽しむことができます。ステージではスペインの伝統的な踊り「フラメンコ」のショーも開催されています。
パエリアはサフランで風味をつけたスペインの炊き込みご飯で、魚介類や野菜などが具材として用いられます。底が浅くて広い鍋で炊いて、鍋から取り分けて食べるのが特徴です。
誤答選択肢は、どちらも東南アジア名物の米料理。Aはシンガポールのチキンライス、Bはインドネシアのナシゴレンです。
第2問
【吉永小百合さんが主演した映画『〇の零年』『〇のカナリアたち』『〇の桜守』。〇に当てはまる漢字は何でしょう。】
正解は「北」でした。
俳優や映画プロデューサーとして活躍した岡田裕介さんが、急性大動脈解離のため71歳で亡くなりました。東映グループ会長、日本映画製作者連盟会長、日本アカデミー賞組織委員会名誉会長などを歴任し、日本映画界には欠かせない存在のひとりでした。
岡田さんは1970年に『赤頭巾ちゃん気をつけて』で俳優デビュー。1980年代以降はプロデューサー業をメインとし、高倉健さんと吉永小百合さんが初共演した『動乱』などの製作に携わりました。 以降も、『華の乱』『北の零年』など、吉永さんの主演映画に数多く関わっています。
吉永小百合さんは75歳を迎えた現在でも日本映画界の最前線で活躍しており、来年には最新作の『いのちの停車場』が公開予定です。主演した『北の零年』『北のカナリアたち』『北の桜守』は「北の三部作」と呼ばれており、2018年公開の『北の桜守』は吉永さんの120本目の映画出演作となりました。
第3問
【神戸の異人館に、その年の世相を表す「世相サンタ」が登場しました。今年のサンタクロースの、例年と異なる点は何でしょう。】
正解は「衣装が赤ではなく青」でした。
異人館とは、明治時代に来日した西洋人が住んだ洋館のこと。中でも兵庫県にある「神戸北野異人館街」には、風見鶏の館、萌黄の館、ラインの館などと名付けられた異人館が数多く立ち並んでおり、神戸に行った際は必ず訪れたい観光地のひとつです。
異人館のひとつ「うろこの館」では毎年、その年の世相を表す「世相サンタ」の人形が飾り付けられます。昨年の世相サンタは、ラグビーのキャップを被り、新元号「令和」が書かれた額を掲げていました。
今年の世相サンタは、密を避けるため画面越しでの参加となりました。赤ではなく青のガウンを着て、新型コロナウイルスに対応する医療従事者への感謝を示しています。今年のニュースの中心人物である、菅義偉首相、藤井聡太二冠、大坂なおみ選手とリモートで会話を楽しんでいます。
屋根には、今年亡くなったタレントの志村けんさんや、疫病をはらうとされる妖怪のアマビエの人形なども並びました。世相サンタは、12月25日まで飾られる予定になっています。
神戸の異人館には、その年の世相を表す「世相サンタ」の人形が飾りつけられ、ことしのサンタクロースは、新型コロナウイルスの対応にあたる医療従事者に感謝を伝えようと、青い衣装を身につけています。https://t.co/aUpZaqet2Z#nhk_video pic.twitter.com/y4c972BQQy
— NHKニュース (@nhk_news) November 20, 2020