問題の解説
第1問
正解は「パズルが解けたら賞品」でした。
「日本一の大観覧車」1周18分でパズル解いてhttps://t.co/5L8qdt2syw#経済
— 読売新聞YOL (@Yomiuri_Online) 2018年5月16日
大阪府吹田市にある大型複合施設「EXPOCITY」(エキスポシティ)にある観覧車は、全高が123mと日本一の大きさを誇ります。
ゴンドラ数も多くて、72基あります。そのうち2基は「VIPゴンドラ」となっていて、およそ18分の乗車時間を、皮張りの座席でシャンパンを楽しみながら過ごすプランもあります。
そんな観覧車で現在開催中のイベントは、乗車時に手渡される知恵の輪タイプのパズルを乗車中に解ければ賞品が手に入る、というものです。パズルの難易度は4段階あり、難易度によってもらえるプレゼントが変わります。
イベントの開催期間は5月31日までですので、興味ある方はぜひ挑戦してみてください。
ちなみに「EXPOCITY」では、同施設内にある「NIFREL」(ニフレル)という博物館もオススメです。水族館や動物園、美術館が融合した、かつてない楽しみの詰まった施設です。
第2問
正解は「選挙での候補者の数を、男女均等にしようと目指す法律」でした。
選挙で各党が擁立する候補者の男女比をできる限り均等にするよう政党に求める、「政治分野における男女共同参画推進法」が全会一致で可決されました。
この法で求められるのはあくまでも「候補者の数」であって、「実際に議員となる数」とは違います。
具体的な法の内容ですが、各党が自主的に取り組むよう努力義務を課したものに過ぎず、また罰則もありません。そのため、現時点での実効性は不透明です。
特に日本の衆議院議員選挙のような小選挙区制であれば、各選挙区に集票力のある候補を立てざるを得ないため、この法の意義がおざなりにされる懸念もあります。
ただし同法の第8条で、必要に応じて法制上、財政上、その他の措置を講ずるとしているため、履行状況が思わしくなければ罰則規定が設けられるかもしれません。
ちなみに同様の法律(通称、パリテ法)を世界に先駆けて採用したフランスでは、比例代表制の選挙では候補者名簿の掲載順を男女交互にする、など具体的な取り決めがあります。また候補者の男女差が2%を超えると政党助成金が減額されるなど、罰則規定もあります。
第3問
正解は「2015年10~12月期」でした。
2018年1~3月期のGDP(国内総生産)の速報値が内閣府から発表され、前期(2017年10~12月期)に比べて0.2%減でした。また、この状態が1年間続くと仮定した年率換算は、0.6%減となります。
GDPとは、国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額です。GDPの伸び率は、その国の経済成長率を意味します。
GDPが減ることをマイナス成長といい、2018年1~3月期は9四半期ぶりのマイナス成長となりました。ただしこれは一時的なもので、今後ゆるやかに立て直すと見られています。
と、ここで設問の「9四半期ぶり」について。ちゃんと考えれば答えが出ますが、ちょっぴりドキドキしませんでしたか?
そこで解説ですが、「四半期」とは「1年を4等分した期間」を意味します。つまり3か月ずつですね。
ちなみにビジネスシーンでは、4月から6月を「第1四半期」、7月から9月を「第2四半期」、10月から12月を「第3四半期」、1月から3月を「第4四半期」と呼んだりもします。
また「~ぶり」とは、前回に起きたことが再び起きた際に、満で数える接尾語です。なので、前回に起きた時期は単純な引き算で求められます。たとえば2018年に「3年ぶりの優勝」をしたのなら、(2018 - 3)で前回優勝したのは2015年となります。
今回の設問は2018年1~3月期から「9四半期ぶり」なので、9つ前の四半期、つまり「2015年10~12月期」となります。