問題の解説
第1問
【東京オリンピックの延期後、国内で初めて代表内定選手の再選考が決まった競技は何でしょう。】
正解は「空手」でした。
全日本空手道連盟は、「組手」の2つの階級の代表選手について、再選考することを発表しました。東京オリンピックの延期後、国内で代表選手の再選考が明らかになったのは初めてです。
先月、世界空手連盟が来年4月に国際大会を開催すると発表し、全日本空手道連盟では代表内定の扱いを協議していました。その結果、男子67キロ級、女子61キロ級の2つの階級については、来年の国際大会を終えた段階のポイントで再選考することになりました。これは、来年4月の国際大会の結果次第で、現在のポイントが1位と2位である選手のランキングが入れ代わる可能性があるためです。
新型コロナウイルスの影響で中止となった東京オリンピックの代表選考に関わる空手の国際大会が、一転して来年春に実施されることになったことを受けて、全日本空手道連盟は代表が内定していた「組手」の2つの階級について再選考することになりまし… https://t.co/Gu73f05yhE
— NHKスポーツ (@nhk_sports) June 22, 2020
空手は琉球王朝時代の沖縄で始まった武術・格闘技で、1920年代に沖縄から日本全国に伝えられ、第二次世界大戦後に世界に広まった競技です。空手には、仮想の敵に対する攻撃技と防御技を一連の流れとして組み合わせた演武である「形」、8メートル四方の競技場で2人の選手が1対1で戦う「組手」の2種類が存在します。
第2問
【本日23日午前10時から再募集がスタートする、東京都らが実施している芸術文化活動支援事業は何でしょう。】
正解は「アートにエールを!」でした。
東京都らが実施する「アートにエールを!東京プロジェクト」は、5月15日に即日で応募受付を終了していましたが、本日23日より募集を再開します。再募集の個人登録期間は、本日10時から明日24日18時までです。
このプロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で活動自粛を余儀なくされているプロのアーティストなどから動画作品を募り、専用サイトで配信するとともに、出演料相当として1人あたり10万円を支払うというものです。
5月15日の募集開始時には、1日で予定人数4,000人の4倍以上の個人登録があり、即日で応募を終了していました。今回の再募集も、4,000人程度を予定しています。
誤答選択肢も実在する文化支援事業で、「頑張るアーティスト応援事業」は長野県、「アートの灯を守る!」は鳥取県が行っています。
第3問
【昨日22日から防災科学技術研究所は、首都圏の天気の急変を把握できる新システム「ソラチェク」をウェブ上で公開しています。次のうち、「ソラチェク」で可能なことはどれでしょう。】
正解は「降ひょう地域が把握できる」「ゲリラ豪雨の監視ができる」「雷の位置をかなり正確に把握できる」の全てでした。
防災科学技術研究所は、首都圏で発生する天気の急変をリアルタイムに把握できるシステム「ソラチェク」を開発し、昨日22日からウェブ上で公開を始めました。
急なひょうや雷雨 リアルタイムで観測するシステム 防災科研 #nhk_news https://t.co/aUznR9wZtQ
— NHKニュース (@nhk_news) June 22, 2020
ひょうは、積乱雲の中でできる氷の粒です。これまでひょうが降ったかどうかを確認するには目撃者の情報に頼るしかありませんでしたが、新技術の導入によって、目撃者がいなくても降ひょう地域が把握できるようになりました。
また、首都圏200km四方の雷の放電点の位置を高精度に観測できる「3次元雷放電経路観測システム」の導入で、雷をより正確に把握することが可能になっています。他にも、防災科研が開発した技術が使用されている「XRAIN(高性能レーダ雨量計ネットワーク)」の整備によって、困難だったゲリラ豪雨の監視ができるようになりました。
これらのシステムは、ひょうによる農作物被害や落雷による様々な影響への対策に効果があるとされています。