問題の解説
第1問
【大手自動車メーカーとタイヤメーカーが共同開発した、自動車用の「パンクしないタイヤ」が発表されました。このタイヤ、どうしてパンクしないのでしょう。】
正解は「そもそも空気が入っていない」でした。
大手自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)と、タイヤメーカー大手のミシュランが共同開発した、「エアレスタイヤ」の試作品が発表されました。
ミシュランとGM、「パンクしないタイヤ」を共同開発 https://t.co/QZXTkWq7z4
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2019年6月6日
自動車に使われる一般的なタイヤは、空洞のあるゴムの内部に、高圧の空気が充てんされています。この空気が、車両の重量を支えたり、路面からの衝撃を和らげる役割をします。
しかしエアレスタイヤでは、空気の代わりに樹脂製のスポークが使われています。タイヤが接地すると、設置部分につながるスポークがぐにゃりと曲がって、クッションになるという仕組みです。
GMによると、空気を使っていないのでパンクの心配がない上、タイヤに使われる原材料も少なくなるため、環境への負荷も少なくなるとのことです。
第2問
【1等の最高当せん金が、日本のくじ史上最高となる「ボーナスBIG」が発売されます。さて、その最高当せん金はいくらでしょう。】
正解は「12億円」でした。
6月8日から6月22日の期間限定で、1等最高当せん金が12億円と史上最高額となる「ボーナスBIG」が発売されます。「ボーナスBIG」は、通常の「BIG」と全く同じ1口300円で、当せん金だけが増額されたものです。
なお、12億円というのはキャリーオーバー(的中者がいないなどの理由で、次回に持ち越される超過額)発生時のもので、キャリーオーバーが無い場合は7億円(正しくは7億2円)が上限となります。なお6月6日現在、キャリーオーバーは発生しています。
ちなみに宝くじなどの話題では、「当せん金」「当せん者」など交ぜ書き(熟語の一部をかなにする表記)にするのが一般的です。これ、どうしてなのかご存知ですか?
漢字を当てはめると「当選金」や「当選者」になるように思えますが、実はこれが違います。
くじに当たることを、漢字で「当籤」と書きます。籤とは、くじの意味です。この「籤」の字は常用外で難読であるため、一般に「当せん金」のように表記されるのです。
第3問
【安倍首相の通算在職日数が、伊藤博文と並び歴代3位になりました。さて、伊藤博文は第何代の首相でしょう。】
正解は「初代、第5代、第7代、第10代」でした。イチゴ納豆、と語呂合わせで覚えられますね。
6日、安倍首相の通算在職日数が2720日となり、伊藤博文と並んで歴代3位となりました。安倍政権がこのまま続いた場合、8月24日には佐藤榮作を抜き2位に。また11月20日には桂太郎を抜いて歴代最長となります。
さて、ここでオマケのクイズです。
ここで名前の挙がった在職日数の長い歴代首相、伊藤博文、佐藤榮作、桂太郎、安倍晋三の4名には、「首相経験者」「男性」以外にも共通点があります。何かわかりますか?
正解は「山口県出身」です。
山口県は多くの首相を輩出しており、上述の4名のほか、山縣有朋、寺内正毅、田中義一、岸信介の歴代首相も山口県の出身です。また菅直人も、選挙区こそ東京ですが、立憲民主党の議員情報では山口県出身と記載されています。