問題の解説
第1問
【日本国内での、2018年の「交通事故による死者数」と、2018年の「認知症が原因で行方不明届が出された人数」のうち、人数が多いのはどちらでしょう。】
正解は「認知症が原因で行方不明届が出された人数」でした。
去年1年間に、警察へ行方不明届が出された行方不明者のうち、認知症が原因とみられる人の数が、16927人に上ることが明らかとなりました。
この数字は、統計を開始した2012年以来、最多となっています。なお都道府県別では、大阪府、埼玉県、兵庫県の順で多い結果となっています。
なお、2018年の交通事故による死者数は、3532人です。2つの数字の比較自体に意味はありませんが、認知症による行方不明者の、数の多さはイメージできますね。
第2問
【20日、2020年東京五輪の観戦チケット抽選結果が発表。これを知らせるメールを偽のメールと判別するため、本物には記載されない情報はどれでしょう。】
正解は「ウェブサイトのURL」でした。
20日、2020年東京五輪のチケット抽選販売の、抽選結果の発表がありました。結果が確認できる公式販売サイトにはアクセスが集中し、一時は100万人以上待ちと表示される程となっています。
また、抽選を申し込んだ人には当選結果の通知メールも送られますが、これを装った詐欺を防ぐため、本物の通知メールには本文中に、URLや電話番号が記載されていません。
大会組織委員会は、URLや電話番号などが記載されていた場合は偽メールであるとして、注意するよう呼びかけています。
【OP】本日は、東京2020オリンピック観戦チケットの抽選結果発表の日です。
— 警視庁サイバーセキュリティ対策本部 (@MPD_cybersec) 2019年6月20日
抽選結果発表をかたったニセメールに気をつけてください。
メールで「当選おめでとう。手続きは以下のURLから行って下さい」等と書かれたものが送られてきたら、それは偽物です。本物のメールにはURLの記載はありません。 pic.twitter.com/I7aUgBQyB8
ちなみに、東京五輪のチケット入手のチャンスは、まだ残されています。今年秋以降には先着順の販売が、また来年春以降には公式リセールサービスや、販売所での販売が始まる予定です。
第3問
【ボクシングで、日本のジムに所属する男子選手としては初となる4階級制覇を達成した、プロボクサーは誰でしょう。】
正解は「井岡一翔」でした。
19日、WBO(世界ボクシング機構)のスーパーフライ級王座決定戦が行われ、井岡一翔選手が10回TKOで勝利しました。
これにより、井岡選手はミニマム級、ライトフライ級、フライ級に続く、4階級制覇となりました。なお、日本のジム所属の男子選手としては初の4階級制覇となります。
ちなみに、男子の複数階級制覇の世界最多記録は、オスカー・デラホーヤ選手とマニー・パッキャオ選手が達成した、6階級となります。
誤答選択肢の「井岡弘樹」選手は、かつてミニマム級とライトフライ級の2階級で世界チャンピオンとなった元プロボクサーで、井岡一翔選手の叔父にあたります。