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問題の解説

第1問

【けい椎の骨折が原因で安楽死処分となった、2005年には日本の中央競馬で2頭目となる無敗でのクラシック三冠を達成した、元競走馬は何でしょう。

正解は「ディープインパクト」でした。

2005年に中央競馬のクラシック三冠を達成するなどG1(最も格の高いレース)7勝を挙げ、また引退後も、2012年から2018年にかけて日本のリーディングサイアー(種牡馬としての順位が国内1位)を獲得したディープインパクトが、30日に亡くなりました。17歳でした。

ディープインパクトは日本を代表する元競走馬で、今でも日本史上最強馬との呼び声は少なくありません。競馬ファン以外にも幅広い人気を獲得し、2005年には新語・流行語大賞にもノミネートされたほどです。

通算成績は14戦12勝、2着1回失格1回。そのすべてで騎乗した武豊騎手は、「私の人生において本当に特別な馬でした」と同馬を偲びました。

誤答選択肢は、ディープインパクトに関連する競走馬を並べてみました。

ハーツクライ」は、日本国内で唯一、ディープインパクトに先着(2005年有馬記念)したことのある競走馬です。

また「トウカイトリック」は、ディープインパクトと同じ2002年生まれの競走馬。ディープインパクトには一度も勝てませんでしたが、同馬の引退後も競走馬として長く活躍し、2012年になってディープインパクトの子ども(ファタモルガーナ)に勝利しています。

記事タイトルにある「日本近代競馬の結晶」「英雄」は、ディープインパクトの、いわば「二つ名」です。競馬ファンの方には、そんな競走馬の二つ名に関するクイズもどうぞ。

第2問

【若年層の人口流出に歯止めをかけるため、ポーランドで26歳以下の若者限定で免除されることになったものは、次のどちらでしょう。】

正解は「所得税」でした。

EU(欧州連合)、およびEFTA(欧州自由貿易連合)の「シェンゲン協定」参加国(26か国)内では、出入国管理の手続きなしに自由に行き来できます。

このため、就業面でより条件のいい国へと移動するケースは多く、ポーランドではEU加盟後の15年間で、およそ170万人が国外へ移動しています。

この状況を打破すべくポーランド政府は、条件を満たす26歳以下の就業者に対し、18%の個人所得税を免除することにしました。

施行は8月1日からで、およそ200万人が所得税免除の恩恵を受けると見られています。

第3問

【静岡市に本店を置く静清信用金庫が、一風変わった定期預金の取り扱いを始め話題に。昨今の社会問題を背景とした、この定期預金とはどのようなものでしょう。】

正解は「運転免許を自主返納した高齢者は、金利が10倍に」でした。

静清信用金庫から、運転免許を自主返納した高齢者を対象とした、定期預金の取り扱いが始まりました。

近ごろ、高齢者運転の自動車事故が大きく報道される一方で、運転免許の自主返納も増加しています。この定期預金は、自主返納を推進するため始まったサービスです。

自主返納した人は、通常0.01%の金利が10倍の0.1%となります。また100万円以上預けた人には先着で、タクシー券も進呈されます。

また、返納者だけでなくその家族にも恩恵があります。家族には自動車ローンの金利が0.10%優遇されるため、家族からの自主返納への後押しも期待できます。

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