問題の解説
第1問
【7月2日未明に関東上空で確認された火球の正体が判明しました。さて、一体何だったでしょう。】
正解は「隕石」でした。
13日、国立科学博物館は千葉県習志野市で隕石が見つかったと発表しました。この隕石は、2日未明に関東地方上空で目撃された火球と同じものとみられています。
【話題】関東上空で大きな火球を確認https://t.co/UJNBICSg3m
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 1, 2020
2日午前2時32分ごろ、関東上空に極めて大きな流れ星(火球)が流れた。数分後には爆発音も聞こえたといい、火球が破裂した際の音が地上まで届いた可能性がある。火球の音が聞こえた例は極めて珍しい。 pic.twitter.com/SVhziDTS4x
国立科学博物館によると、見つかった隕石は2つで、重さは63gと70gです。これらは、元は1つの隕石だったとみられています。表面が黒く溶けたような所があり、放射線物質に特徴があったことから、隕石であることが分かりました。
これらは国内で見つかった隕石としては53番目で、2018年に愛知県小牧市で発見された「小牧隕石」以来となります。博物館は「習志野隕石」として国際隕石学会に登録申請する方針です。
第2問
【12日、現職のドゥダ氏と首都ワルシャワの市長・チャスコフスキ氏による大統領選挙の決選投票が行われたのは、どこの国でしょう。】
正解は「ポーランド」でした。
ポーランドでは12日、与党「法と正義」出身の現職のドゥダ氏と、首都ワルシャワの市長で野党「市民プラットフォーム」のチャスコフスキ氏の2人による、大統領選挙の決選投票が行われました。
出口調査の結果ではかなりの接戦となっていましたが、報道によると現職のドゥダ氏が大統領を継続することが確実な情勢です。
ドゥダ氏が社会保障政策などで地方の保守層から支持を集めたのに対し、チャスコフスキ氏は現政権の強権的な政治を批判、EUとの関係を重視する姿勢を示し、都市部を中心に急速に支持を広げていました。
ポーランドでは、大統領が法案の拒否権を持っています。チャスコフスキ氏が勝利した場合、現在の強権的な政治に歯止めがかかる可能性があり、選挙結果に注目が集まっていました。
第3問
【先住民族の文化復興拠点である国立施設「ウポポイ」が、12日に北海道でオープンしました。では、その先住民族の名前は何でしょう。】
正解は「アイヌ」でした。
12日、先住民族アイヌの文化復興拠点である国立施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が、北海道白老町(しらおいちょう)にオープンしました。
新型コロナウイルスの影響で当初の予定より2ヶ月半遅れての開業となりましたが、初日は約2,000人が訪れるなど、にぎわいを見せました。
アイヌ文化の復興と発信の拠点として国が北海道白老町に整備した民族共生象徴空間(愛称・ウポポイ)が開業し、来場者は伝統の古式舞踊などのアイヌ文化を堪能しました。4月24日開業予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2回延期されていました。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) July 12, 2020
写真特集で→https://t.co/ICcj5Gog6s pic.twitter.com/FlSkBrFTZq
ウポポイは、アイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味します。施設「ウポポイ」では、アイヌ文化を様々な角度から伝承・共有することで、国や世代を問わずアイヌの世界観や自然観などを学べるようになっています。
アイヌ文化は、伝承者の減少や、アイヌの歴史や文化等について未だ十分な理解が得られていないという課題に直面しています。施設の誕生によって、アイヌ文化の周知や復興、発展が進むことが期待されています。