問題の解説
第1問
正解は「患畜」(かんちく)でした。
香川県の養鶏場で飼育されていたニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出された件について、感染疑いのあるニワトリの殺処分や施設の消毒、出荷や移動の制限などの、ウイルスを封じ込める措置が完了したと発表されました。
現在のところ、周囲の養鶏場への感染拡大は見られないとのことです。
鳥インフルエンザは鳥が感染する病気で、一般的には人間に感染する能力は低く、人間から人間への感染も起こりにくいとされています。
しかし、人間への感染事例もいくつか報告されており、人間が感染した際の致死率は50%を超えます。10代や20代の若年層が重症化しやすいのも特徴的です。
今後、突然変異などで人間への感染力が強まり大流行すると、全世界で1億5000万人から5億人の死者が出ると想定されています。
ちなみに「患畜」とは、病気にかかった動物全般(おもに家畜)に使われる言葉です。
第2問
正解は「全豪オープン」でした。
2018年最初の四大大会となる全豪オープンが、オーストラリアのメルボルンで開幕しました。
日本勢では、ATPランキング168位の西岡良仁選手が、第27シードの選手を破り2回戦進出しました。
またATPランキング41位の杉田祐一選手は、同ランキング8位の強豪、ジャック・ソック選手をセットカウント3-1で破る大金星を挙げ、やはり2回戦へ進出しています。
なお、現在ATPランキング24位の錦織圭選手は、調整が間に合わなかったとして欠場しています。
テニスの四大大会は「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン選手権」「全米オープン」ですが、全豪オープンは四大大会で唯一、南半球で行われる大会です。
北半球が真冬の時期に真夏のオーストラリアで開催されるため、選手のコンディション調整が難しく、波乱が起きやすい大会ともいわれています。
第3問
正解は「大鵬」でした。
14日、大相撲初場所の新弟子検査合格者が発表され、受験した9人が全員合格しました。その中には、1960年代に活躍した元横綱・大鵬の孫も含まれています。
大鵬は、当時の最多優勝記録や連勝記録を保持していた昭和の大横綱で高い人気を誇り、特に子どもからの人気を表した「巨人、大鵬、卵焼き」のフレーズは、当時の流行語にもなりました。
ちなみに、元プロレスラーの天龍源一郎は、力士時代に大鵬の付き人をしていた時期もあるようです。
誤答選択肢の「柏戸」は大鵬と同時期に活躍した横綱で、大鵬のライバルとして「柏鵬時代」と呼ばれる時代を築いています。
また柏戸は、男性ファンの人気が高かったことから「大洋(現:横浜)・柏戸・水割り」のフレーズで呼ばれることもあったみたいですね。