問題の解説
第1問
【経済金融情報サービスのブルームバーグが、世界の「健康な国」ランキングを発表。1位となったのは、どこの国でしょう。】
正解は「スペイン」でした。
経済金融情報サービスのブルームバーグが発表した「健康な国」ランキングで、スペインが1位となりました。
これは、平均寿命やきれいな水へのアクセスなどを元に健康度を算出し、そこから喫煙や肥満などのリスク要因をマイナスして指数化するものです。
スペインに続く2位にはイタリアが入り、3位にはアイスランドがランクイン。日本は、アジア最高順位の4位という結果でした。
世界で一番「健康な国」はスペイン、2位はイタリア-日本は4位 https://t.co/DucfKIIrlf pic.twitter.com/wYAZlieYJn
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2019年2月26日
WHO(世界保健機関)のデータによると、スペインの平均寿命は日本、スイスに次ぐ3位で、長寿国として知られています。
この要因には食生活や気候などいろいろありますが、そのうちの1つに、スペインが世界で最も臓器移植数の多い国、というのも挙げられるのではないでしょうか。
スペインでは、移植をコーディネートするシステムが確立していることに加え、本人が臓器提供拒否の意思表示をしていない限りは臓器を摘出しても良いとする、「オプト・アウト方式」が採用されています。
第2問
【日本相撲協会が、力士規定を改定しました。今回の改定で禁止されたものは、どちらでしょう。】
正解は「ひげ」でした。
日本相撲協会が、力士の身だしなみについて力士(競技者)規定に明記すると発表しました。
これにより、伸びた爪や入れ墨に加えて、ひげも禁止となっています。もみあげについては、「ひげではない」として禁止対象外です。
また規定には明記しないものの、力士が巻くテーピングの色について、目立たない肌の色にするよう指導することになります。
これら禁止の理由について同協会では、「神聖な土俵なので、見苦しくないように」と説明しています。
第3問
【インド軍が爆撃を行ったと報じられた、インドとパキスタンとの間で長く係争地になっている地域はどこでしょう。】
正解は「カシミール地方」でした。
インド軍が、カシミール地方のパキスタン実効支配地域内で、空爆を行いました。空爆はイスラム過激派組織の拠点に対してのもので、テロが計画されているとの情報に基づき行われたとしています。
攻撃地点は山岳地帯の一画で、死傷者や物的被害はなかった模様ですが、今後、両国の軍事的な緊張が高まる可能性があります。
カシミール地方は1947年以降、その帰属をめぐり、インドとパキスタンとの間で何度も軍事衝突が起きています。近年では戦争に発展することはないものの、テロが繰り返されるなど不安定な状態が続いています。
誤答選択肢は、世界史で見たことのある「地方」を並べてみました。
「ズデーテン地方」は、ナチス・ドイツが併合した、チェコとドイツの国境周辺の地域。英仏がこの併合を認めてしまったことが、のちに第二次世界大戦へと発展します。
「ラヴェンナ地方」は、いわゆる「ピピンの寄進」でフランク国王ピピン3世がローマ教皇に寄進した、イタリア北部の地域です。