問題の解説
第1問
正解は「250世帯がすべて同じ住所だから」でした。
岐阜市の鷺山（さぎやま）地区にあるおよそ250世帯の住所が、およそ70年ぶりに変更されることになりました。これは、250近い世帯の住所がすべて同じだったためです。同じマンションだから、などではなく、一軒家でも同じ住所となっています。
問題の住所はどれも、登記簿上の”地番”と同じ「1769番地2」になっており、これまで郵便物などの誤配や、救急車の到着遅れなどの問題が生じていました。
さて、ここで登場した聞き慣れない”地番”という言葉ですが、これは「一つの土地ごとにつけられる番号」です。土地の場所や、権利の範囲などを表します。いわゆる、住所とは別のものです。
元々は地番 = 住所だったために、今も地番が住所となっている地域もあります。今回の鷺山地区も、これに当たります。
しかし、都市部などでは一つの土地に複数の建物を建てることも多いため、地番と住所が同一だと混乱を招きます。
そこで、地番とは別に「建物ごとにつけられる番号」が与えられます（住居表示といいます）。これが、いわゆる住所となります。
第2問
正解は「春節」でした。
中国の春の大型連休、春節が15日から始まり、のべ650万人が海外へ出かけると予想されています。日本にも多くが訪れると見込まれており、日本行きの便はほぼ満席となっています。
春節とは旧正月を祝う中国の祝日で、例年、1月下旬から2月中旬くらいに設定されています。大型連休になるのが特徴で、今年は2月15日から2月21日までの7連休です。
中国は祝日の種類が多くなく、昨年に中国国務院（中国の最高行政機関）が発表した今年の祝日は「元旦」、「春節」、日本で言えばお盆にあたる「清明節」、「労働節」、「端午節」、お月見の日の「中秋節」、建国記念日である「国慶節」と、7つだけです。
しかし、どれも連休となっており、それぞれ3連休、7連休、3連休、3連休、3連休、3連休、7連休となっています（2018年の場合）。
ちなみに誤答選択肢の「鞍関節」（あんかんせつ）は、親指のつけ根などにある関節の一種です。祝日ではないです。これを選んじゃった方は、ちょっぴり悔しがってくださいね。
第3問
正解は「DOS（ドス）」でした。
人気の定番カードゲーム、UNOの続編が登場します。UNOとはスペイン語やイタリア語で数字の「1」を意味しますが、続編は、スペイン語で数字の「2」を意味する、DOSと名付けられました。
UNOは、場札と同じ色か、同じ数字の手札を置いて減らしていくゲームですが、DOSとUNOとの最も大きな違いは、DOSでは場札が2枚あるという部分です。
また、数字を揃えて置く際には、2枚の和が場札の数字と同じになるように置いてもOKとなっています。例えば場札が「3」の場合、UNOだと「3」しか置けませんが、DOSだと「1」と「2」のカードの2枚でも代用できます。
発売は、2018年3月からの予定です。ただし、今のところ日本での発売は未定です。ちなみに、発売元のマテル社の代表商品はUNO以外にも、バービー人形が知れらています。
なお、誤答選択肢の「DUE（ドゥーエ）」は、イタリア語で「2」を意味する単語。「DEUX（ドゥ）」は、フランス語で「2」を意味する単語です。
