問題の解説
第1問
正解は「マンチェスター・シティ」でした。
イングランド・プレミアリーグの強豪、マンチェスター・シティ(マンC)が今シーズン、守備陣5人の獲得に使った金額が話題となっています。
マンCは夏と冬の移籍市場で、メンディとラポルテのフランス代表DF二人と、イングランド代表DFのウォーカー、ブラジル代表DFのダニーロとブラジル代表GKのエデルソンを獲得。この5名の獲得に使ったお金が、2億8730万ドル(およそ312億円)に達しました。
この額は、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の2016年各国国防費のデータによると、グアテマラ(2億7120万ドル)やセネガル(2億5400万ドル)の国防費(2016年)に近い数字で、この額を下回る国防費の国は世界で52ヵ国もあります。
ちなみに、サッカー界のスター選手メッシの2016年の年俸(4000万ユーロ≒4974万ドル≒54億円)は、ガイアナ(4890万ドル)やフィジー(4520万ドル)の国防費に近い数字だったりします。
なお、誤答選択肢の「マンチェスター・ユナイテッド」は、マンCと同じプレミアリーグに所属するサッカーチーム。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、2017年のアカデミー賞脚本賞などを受賞した映画です。
※レートは全て、2018年1月31日現在
第2問
正解は「ハチドリ」でした。
1000RT:【標識無視】「ナスカの地上絵」に貨物トラックが誤って進入 絵の一部破損https://t.co/2YwNBLBzm6
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年1月31日
運転手は約100メートルにわたって深いタイヤの跡を残し、地上絵の直線3本の一部を破損させた。 pic.twitter.com/ieY03bOk1L
ユネスコの世界遺産としても知られる「ナスカの地上絵」に、貨物トラックが誤って進入し、絵の一部が破損しました。
遺跡地帯への進入は固く禁じられていますが、運転手は標識を無視して中に入り、走行した模様です。
ナスカの地上絵は、紀元前200年から紀元後800年あたりに描かれたものとされています。このような古くに描かれた地上絵が今も残っているのは、極端に降雨量の少ない地域であることが要因だと言われています。
しかし近年は、環境保護団体が遺跡を破損したり、フジテレビのディレクターが地上絵で寝そべるなどの問題も起きています。
設問の「ハチドリ」は、ナスカの地上絵の中でも保存状態がよく、よく知られる代表的なものです。昭和世代のゲーマーの方なら、『ゼビウス』を思い出された方も多いのではないでしょうか。
第3問
正解は「太陽 - 地球 - 月」でした。
31日、日本では3年ぶりとなる皆既月食がありました。残念ながら観測できたのは一部地域となりましたが、20時48分ごろから月が欠け始め、21時51分ごろから1時間ちょっとの間、月が地球の影に隠れました。
今回の皆既月食を、NASAでは「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と紹介しています。
「スーパームーン」とは、月が地球に接近した際にいつもより大きく見える月。「ブルームーン」とは、1か月に2回、満月になること。また皆既月食では、光の屈折で月が赤やオレンジ色に近くなることから「ブラッドムーン」と呼ばれます。
この3つが同時に起きることから「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」となりましたが、日本ではおよそ35年ぶりの出来事です。
ちなみに、アメリカの経済誌Forbesが、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」の起きる確率を検証しています。
それによると、「スーパームーン」の発生確率は全満月の25%。「ブルームーン」の発生確率は全満月の3%。「ブラッドムーン」の発生確率は全満月の5.6%。すべてが揃う確率は、全満月の0.042%となっています。
平均して265年に1回の現象だそうなので、今回見られなかった方は、超越者になるなどして次回の機会を待ちましょう。