問題の解説
第1問
正解は「漢字文化理解力検定」でした。
新潟県三条市が、「漢字文化理解力検定」という新しい漢字の検定を実施します。
従来の漢字検定は漢字の読み書きに重きが置かれていましたが、「漢字文化理解力検定」では、漢字の成り立ちに関する問題や、辞典で調べる際の部首や画数を問うものなど、幅広い漢字知識が求められます。
検定は世界最大の漢和辞典『大漢和辞典』の内容をベースにしており、『大漢和辞典』編集者のひとり、諸橋轍次(もろはし・てつじ)に関する問題も出題されます。
こう聞くと難しそうですが、「一般の方でも60点程度は取れる」難易度になっているようです。
検定の募集要項や出題例題は公式サイトで確認できますので、漢字に自信のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみに記事タイトルにある「言語同断」は例題にあるものですが、正しくは「言語道断」ですね。
QuizKnockでも、漢字に関する記事は充実しています。たとえばパズル的に答えを導ける、こんな記事はいかがですか?
第2問
正解は『カメラを止めるな!』でした。
低予算かつ無名俳優ばかりのキャスティングながら、SNS上の口コミから爆発的人気となっている『カメラを止めるな!』に、盗作騒動が起きています。
告発をしたのは”原作者”を主張する人物で、過去に類似した内容の舞台を上演しており、本作は著作権の侵害にあたるとして訴訟の準備を始めていると報じられました。
これに対して『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督は、「舞台作品にインスパイアされた」旨の発言はしているものの、映画と舞台は全く別物と主張しています。
いずれの主張が正しいにせよ、騒動が長引くとブームに水を差すのは確実で、早期の収拾が期待されています。
【カメ止め「原作者」盗作主張】https://t.co/env2N9TNm2
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年8月21日
映画「カメラを止めるな!」の「原作者」が、「構成は完全に自分の作品だと感じました」と怒りの主張。「僕たちが納得して、映画が作られたと思われているのは心外です」。
第3問
正解は「含まれない」でした。
台湾の外務省にあたる外交部が21日、中米のエルサルバドルとの関係が断交になったと発表しました。
現在の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が2016年に就任してから、断交は5か国目です。このように台湾の断交が相次いでいるのは、中国の影響が強いと考えられます。
中国(中華人民共和国)は、長く「一つの中国」を主張しています。これは、台湾を含め中華民族の国家は「中国」のみでならなければならない、という考え方です。
このため台湾と国交を結ぶ国に対しては、中国から主に経済面で圧力がかかります。近年は経済力を背景に圧力が強まっているため、台湾と断交し中国と外交関係を結ぶケースが目立つようになりました。
今回のエルサルバドルも、台湾との断交に合わせて中国と外交関係を結んでいます。
日本は、というと、1972年の日中共同声明で、中華人民共和国が中国唯一の合法政府と表明しています。台湾の独立や国連加盟についても、支持しない立場です。
つまり国家としては断交しているといえますが、「非政府間の実務関係」という名目で民間交流が盛んに行われています。