問題の解説
第1問
正解は「夏休み終盤で一気に終わらせる【後半集中型】」でした。
岡山大学など3つの大学が、小学生を対象に、夏休みの宿題の計画性に関する調査を行いました。
これは夏休み開始前に「宿題の計画」について聞き取り、夏休み明けに「宿題の実際の進め方」と「ストレス」について問うたものです。
その結果、夏休み序盤で終わらせる【前半集中型】の計画を立てた生徒は、およそ2/3が計画倒れに終わっています。
対して毎日こつこつ進める【継続型】の計画を立てた生徒は、8割以上が計画通りに宿題を進めています。
また最初に【後半集中型】【無計画】の計画を立てた生徒は、それ以外に比べて休み明けのストレスが高まりやすいという結果にもなっています。
ちなみに同じ研究者の別の研究報告では、【無計画】の生徒は宿題をほとんどせずに終わることが多い点も指摘されています。
という訳で、夏休みの宿題はまず計画を立て、毎日こつこつ進めるのがいいみたいです。
第2問
正解は「高校野球の戦評記事を自動で書くAI」でした。
朝日新聞社が独自に開発したAI記者「おーとりぃ」が、開催中の夏の甲子園3回戦から本格デビューしました。
これは、試合のスコアブックを入力すると自動的に記事に書き起こすAIで、約8万もの高校野球の戦評記事と試合のデータから学習しています。
浦和学院―二松学舎大付 「おーとりぃ」のAI戦評
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2018年8月16日
#高校野球 #甲子園 #100回大会 #100回目の夏 #AI戦評 #おーとりぃhttps://t.co/uucep1PMy4
ただし、あくまでもスコアブック上のデータから記事作成をするため、「ファインプレー」や「大きなホームラン」などの、書き手の印象が入る表現はできないようです。
AIによる文章作成は進歩しており、また世界ではクイズを作問するAIなども研究されていますので、いつか朝KnockもAIが書くことになるかも知れませんね。
第3問
正解は「釧路湿原」でした。
釧路湿原は、釧路平野に拡がる日本最大の湿原です。日本で最初に、ラムサール条約(湿地の保存に関する国際条約)に登録された湿地でもあります。
国の特別天然記念物、タンチョウの繁殖地として知られており、他にも多くの野生生物が生息していることから、国指定鳥獣保護区にもなっています。
そのため環境大臣の許可なく工作物を設置することは違法となりますが、このほど木道などの違法工作物が相次いで見つかりました。
【釧路湿原に違法木道 怒りの声】https://t.co/i3M0H1OKUE
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年8月16日
国の特別天然記念物タンチョウが営巣する釧路湿原国立公園の特別保護地区などで、木道などの違法工作物が設置されていた。地元観光ガイドや関係者からは怒りや困惑の声が相次いでいる。
誰が何のために設置したのか分かっていませんが、環境省は容疑者不明のまま警察に告発しています。「サケ密漁のため設置した」という説もあるようです。
湿原とは、低温・多湿の環境で発達した草原です。水分が多いため酸素が不足し微生物の活動に乏しく、枯れた草木が分解されないまま堆積していきます。