問題の解説
第1問
【4月に起きた火災で被害を受けたノートルダム大聖堂の再建工事が、有害物質の拡散のため中断しています。中断の原因となっている、元素記号では「Pb」で表される物質は何でしょう。】
正解は「鉛」でした。
4月に起きた火災で多くが焼け落ち、再建工事中のノートルダム大聖堂ですが、現在工事が中断しています。これは、屋根に使われていた鉛が火事により周辺に飛散し、汚染されていたことが明らかとなったためです。
焼け落ちた尖塔や屋根には400t以上の鉛が使われており、火災により微粒子となって飛散したと見られています。
鉛が体内に多く蓄積されると、様々な健康被害が生じます。また人体に蓄積されやすく、体外へ排出されるのにも時間がかかります。
大聖堂の周辺では、基準の800倍の鉛が検出されたとの報道もあり、これまで対策をせず現場で工事にあたっていた作業員の、健康被害が懸念されています。
選択肢は、すべてPから始まる元素記号のものです。リンはP、プルトニウムはPuですね。Pから始まるものは他にも、PdやPo、Pt、Pm、Pr、Paと多くあります。どれが何の元素記号か、わかりますか?
第2問
【12日から阿波おどりが開幕しました。さて、旧国名で「阿波国」とは、現在の何県を指すでしょう。】
正解は「徳島県」でした。
毎年、お盆近くに行われる徳島市の恒例行事「阿波おどり」が、12日から15日の日程で今年も開催されました。
昨年の阿波おどりでは、運営方法をめぐり市と踊り手の団体とが対立したため、今年は運営を民間委託しての開催となっています。
阿波おどりは、いわゆる盆踊りの一種で、輪になって踊るのではなく行進しながら踊るのが特徴的です。阿波おどりの歌に登場する、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損、損」というフレーズは有名ですね。
第3問
【スタジアムでサッカー観戦すると、健康にいいという研究結果が。この研究によると、サッカーを90分間観戦した際の身体的負荷は、何と同じくらいでしょう。】
正解は「早足での散歩(90分)」でした。
イギリスの大学の研究者が、スタジアムでのサッカー生観戦は健康増進につながる可能性がある、とする研究結果をまとめました。
研究によると、観戦での興奮で、90分間の早足での散歩と同程度の身体的負荷がかかり、心臓や血管にとっていい運動になるとのことです。
また試合後の心拍数を測定したところ、試合前に比べて平均で17%ほど増加していたとしています。
ただし研究者は、ひいきチームの勝敗によっては、心理面ではストレスになるとも指摘しています。
「サッカー観戦は健康に良い」、英研究で実証 体に程よい負荷 https://t.co/wo2Ie5aiC1
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) August 12, 2019