問題の解説
第1問
【兵庫県では、会食の際に口を覆い飛まつを防ぐ目的で、あるものが32万個配布されることが決定しました。さて、配布されるものはなんでしょう。】
正解は「うちわ」でした。
兵庫県は、会食の際にうちわなどを使って飛まつを防ぐ「うちわ会食」を呼びかけ、「まん延防止等重点措置」が適用されている神戸市など4つの市の飲食店に対し、32万本のうちわを配布することを決定しました。
先日開かれた兵庫県の対策本部会議では、感染の再拡大が続く中で、感染拡大を抑える策が話し合われました。その中で、特に感染リスクの高い飲食店では、利用客に対し、うちわなどを使って口を覆うことで飛まつを防ぐ「うちわ会食」の呼びかけを決めたということです。
「うちわ会食」、兵庫県が呼びかけ 32万本を配布へ #新型肺炎 #新型コロナウイルス https://t.co/EtloSWZW0s
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) April 10, 2021
ところで、皆さんはうちわ生産量日本一の都道府県をご存知でしょうか? 今回うちわを配布する兵庫県ではありません。答えはこちらの記事から。
第2問
【アメリカの研究所は、素粒子物理学の基礎である「標準理論」で説明できない現象を捉えたと発表しました。では、次のうち素粒子を観測できる装置はどれでしょう。】
正解は「スーパーカミオカンデ」でした。
アメリカのフェルミ国立加速器研究所は7日、素粒子物理学の基礎である「標準理論」で説明できない現象を捉えたと発表しました。
素粒子・ミューオンの性質が理論で想定されていた値から大きくずれており、これには、理論が想定していない力が働いていたり、未知の素粒子が影響していたりする可能性があるとのことです。観測が事実であればノーベル賞級の成果ということで、大きな話題となっています。
クイズに出題したスーパーカミオカンデは、東京大学などを中心に世界各国の大学や研究機関も利用している素粒子観測装置です。岐阜県飛騨市神岡鉱山内の地下1,000mに位置していて、素粒子・ニュートリノの性質を解明するための実験などが行われています。
第3問
【木星で、大きなリング状のオーロラが観測されました。では、次のうち観測されたオーロラの最大時の直径の値に最も近いものはどれでしょう。】
正解は「東京から石垣島までの直線距離」でした。
このほど、木星で新しい種類のオーロラが観測されました。
オーロラとは、太陽風によって運ばれてくる粒子が惑星の大気とぶつかって発光する現象です。カーテン状のもの、弧を描くもの、放射線状に広がるものなど、様々な形で現れます。
オーロラが木星でも見られることはすでに分かっていましたが、今回観測されたリング状のオーロラは、北極から秒速およそ3.3~7.7kmの速さで広がっていたとのことです。なぜこのような現象が起きたのか、詳しいことは分かっていません。
最大時の直径は約2,000kmに達したそうで、これは東京から石垣島までの距離とほぼ同じです。
【神秘】木星で「煙の輪」のように急速に広がるリング状のオーロラhttps://t.co/4Acdtah4IZ
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 11, 2021
磁気圏が太陽風とぶつかるところから発生していると思われ、論文によれば秒速3.3~7.7キロメートルの速さで広がっていき、直径は最大で約2,000キロメートルに達したという。 pic.twitter.com/Av7izt6Umn
なお、誤答選択肢の「月の直径」は約3476km、「エベレストの標高」は8848.86mでした。この機会に覚えておきましょう!