
解説
小説家の村上春樹さんは、『広辞苑 第七版』に見出し語として収録されていません。
というのも『広辞苑』に見出し語として収録される日本人は、亡くなった人に限られているためです。1955年に初版が発行される際、当時存命だった小説家の志賀直哉(『城の崎にて』や『暗夜行路』などの小説を残した)を収録するかどうかで議論が起こりました。
「志賀直哉を収録するなら他の作家も収録するべきだ」という意見も出るようになり収拾がつかなくなった結果、「日本人は亡くなった人に限り収録する」というルールが設けられるようになったといわれています。
なお、アメリカ元大統領のバラク・オバマ氏や映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏など、海外の著名人については存命中でも収録されている場合があります。
ちなみに誤答選択肢の言葉はすべて、ちゃんと『広辞苑 第七版』に収録されています。
