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1ページ目:クイズを解きたい方はこちらから! 以下は問題の答えと解説です

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クイズの解説

Q.1:花の「ツバキ」。漢字では木へんに何?

ツバキは古来、「春にさきがけ花をつけて春の到来を告げる聖なる木」とされていました。そのためか、ツバキは必ずしも春に咲く花ではありませんが、漢字では「椿」と書きます。

アジア原産のツバキですが、16世紀以降にヨーロッパへ伝えられるとヨーロッパ文化にも溶け込み、パーティーで身に着けるアクセサリーとして使われたり、『椿姫』という小説が生まれたりしました。

▲オペラ化もされた小説『椿姫』。

ちなみに木へんに夏と書く「」という漢字もあり、こちらは「エノキ」と読みます。エノキは夏に茂って木陰を作ることからこの字があてられたとされます。

Q.2:星のベガ、デネブ、アルタイルを結んでできるのは「何の大三角」?

ベガはこと座、デネブははくちょう座、アルタイルはわし座にある一等星で、3つを結んだ図形は「夏の大三角」と呼ばれます。夏の大三角自体は星座ではありませんが、比較的見つけやすいため、夏の星座を探す目印になります。日本では七夕伝説になぞらえて、ベガを織姫星、アルタイルを彦星ということもあります。

ちなみに、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラを結んだ「春の大三角」というものもあります。5月ならこちらのほうが見えやすいので、ぜひ探してみてください。

Q.3:日本列島周辺で「南高北低」となるのは、どちらの時期に典型的な気圧配置?

日本の南の海上に高気圧が、北に低気圧がある状態を「南高北低の気圧配置」といいます。この時、日本では南寄りの風が吹き、気温が上がり晴れた天気となるという、夏に典型的な気圧配置です。同じく夏でも「梅雨型の気圧配置」は、北のオホーツク海と南の太平洋に高気圧が同時にあって、日本付近に梅雨前線が停滞する状態をいいます。

「南高北低」によく似た「西高東低の気圧配置」というものもあり、これは冬に典型的な気圧配置です。

Q.4:中国の詩で、宵に「一刻千金」の価値があるといわれているのは?

中国・北宋ほくそう時代の詩人である蘇軾そしょくの詩の一節に「春宵しゅんしょう一刻いっこくあたい千金せんきん」という言葉があります。「春の夜には莫大なお金と同じくらい価値がある」といった意味で、この後には香り高い花やかすんだ月をほめたたえる内容が続きます。日本の清少納言が『枕草子』で「春はあけぼの(=朝が良い)」と残したのとは対照的ですね。

ついでに夏の漢詩から、私が好きな『夏夜かや追涼りょうをおう』(作者:よう万里ばんり)を紹介します。この詩は「夜熱やねつ依然として午熱に同じ(夜になっても昼と同じくらい暑いなあ)」と始まるのですが、熱帯夜に苦しむのは今も昔も変わらないんだなあと思います。

Q.5:この絵のタイトルは?

この絵はイタリアの画家サンドロ・ボッティチェリ作『プリマヴェーラ)』です。多くの草花に囲まれた神々が描かれています。中央の女神は愛と美の女神ヴィーナスで、右隣の花をまとった女神が春の女神プリマヴェーラあるいは花の女神フローラとされています。

実はこの絵に『春』と名付けたのは実は作者のボッティチェリではありません。画家のジョルジョ・ヴァザーリが「春を描いた絵」と表現したことが由来とされています。個人的にも、草花の生命力や神々の活動的な姿が感じられるこの絵に、「春」という名前はピッタリだなと思います。


解説を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ぜひ、次回の「二択でGO」にも挑戦してみてください!

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この記事を書いた人

藤島

東京大学理学部4年生で、生物学を専攻しています。好きなことは歴史、生き物。趣味は読書などです。新しい分野を知る第一歩になれるような記事を書けるように頑張ります。

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