クイズの解説
Q.1 2020年時点で、アイスクリームの香料などに使用される植物・バニラの生産量が世界1位なのは?
アイスクリームの香料などに使用される植物・バニラの生産量世界1位はマダガスカルです。2020年時点で、なんと約3000トンものバニラを生産しています。
バニラはラン科の植物で、その実からはバニラエッセンスという香料が作られ、我々もよく口にするアイスクリームなどに使用されます。
▲バニラの実(バニラビーンズ)
実はこのバニラの実、非常に高価であることをご存知でしょうか? 原料である植物のバニラは収穫・加工に長い時間がかかるため、生産コストが非常に高くなります。また、世界の生産量の多くをマダガスカルに依存しているため、天災などの影響を受けやすいのです。
2017年にはサイクロンがマダガスカルのバニラ産業を直撃し、一時期は「バニラバブル」と呼ばれる高値が続きました。翌2018年時点のマダガスカル産バニラの値段は、なんと同量の銀より(!!)高かったのです。なお、現在は徐々に落ち着いてきているようです。
Q.2 “Tiako Madagasikara.”←これ、何語?
“Tiako Madagasikara.”はマダガスカル語で「マダガスカルが好き」という意味です。「ティーク マダガスィキャーラ」と発音します。マダガスカル語はインドネシア語系の言語ですので、あまり耳慣れない発音かもしれませんね。
マダガスカル語は、主語や目的語よりも先に動詞がくることがある珍しい言語です。今回の“Tiako Madagasikara.”の“Tiako”は「愛する」という意味の“tia”に「私は」を意味する“ko”がくっついたものです。
ちなみに、マダガスカルで人と会った時には、時間帯を問わず“Manahoana tompoko.”や“Salama tompoko.”と挨拶します。挨拶はどの国でも大事!!
Q.3 「マダガスカル」という名前は、マルコ・ポーロの「聞き間違い」に由来する。〇か、×か。
バオバブや熱帯雨林などの豊かな自然とサルなどの愛らしい動物で知られるアフリカの島国・マダガスカル。その名前はマルコ・ポーロの「聞き間違い」に由来するとされています。
マルコ・ポーロはアフリカ東部の国・ソマリアにある「モガディシュ」という地名を「マダガスカル」と聞き誤り、それがそのまま旅行記『東方見聞録』に残ってしまったというのです。
そしてアフリカ東部に大きな島が見つかり、当時のポルトガル王が「この島こそ『東方見聞録』にあった島に違いない!」と思い込んだために、この巨大な島には「マダガスカル」という名前が付いたということです。
▲マダガスカルとソマリア
Q.4 「ここ、マダガスカル!」のネタで知られるサンミュージック所属のお笑い芸人、ゴー☆ジャスさん。公式の「タレントリスト」の紹介画像で、彼が指差している国はどこ?
「まだ助かる……まだ助かる……マダガスカル!!!!」というネタで知られる、お笑い芸人のゴー☆ジャスさん。
彼がサンミュージック公式の「タレントリスト」の紹介画像で指差しているのはマダガスカルではなくスリランカ周辺です。
また、同ページ内にはゴー☆ジャスさんのYouTubeチャンネルの紹介バナーがあるのですが、そのバナー内で彼が指差しているのは日本です。
▲それでも彼の心にはマダガスカルに対する愛が燃えているはず
via Wikimedia Commons バンダイ公式チャンネル, CC BY 3.0
Q.5 ここ、マダガスカル?
ここはマダガスカルにあるノジー・コンバ島のアンパンゴリナーナという場所です。
この島自体は、先日GameKnackチャンネルで行われた『GeoGuessr』耐久生放送内で、私が目隠しでマダガスカルマップをやった際の4問目として登場しました(須貝さんの頭には「めっちゃ丸い島」として残り続けているようです)。
▲件の生放送はこちら
なぜここを登場させたかというと、個人的にこの目の前にいる「赤タンクトップニキ」が結構好きだからです。私はゲーム『GeoGuessr』において、マダガスカルマップを目の前にいるガイドさんのTシャツで覚えているのですが、この赤タンクトップを着た男性はなかなか出てきません。レアキャラ感があって大変に良いのです。
このほかにも、Googleマップのマダガスカルにはたくさんのガイドさんやマダガスカルにお住まいの方々が写っていますので、お気に入りスポットやお気に入りニキ・ネキを探すのも良いのではないかと思います。
お読みいただきありがとうございました!次回の「二択でGO」にもぜひ挑戦してみてください!
【前回の二択でGOはこちら】
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サムネイル・選択肢画像出典 via Wikimedia Commons Addicted04, CC BY 3.0