ネタばらし
混乱させてしまい申し訳ありません。どうやら前のページの問題文中にあるアラビア数字が全て2進数になってしまっていたみたいです。
2進数:数字を1と0だけで表した表記。1(=20)の位、2(=21)の位、4(=22)の位……というように繰り上がっていく。
たとえば「11110秒」は24+23+22+21+0で「30秒」と変換できる。
Q.1:いわゆる「1番星」の正体は、ほとんどの場合どんな星?
2進数でも1は1なので問題文は変換されていませんでした。答えは「金星」です。
金星は全天で太陽と月に次いで3番目に明るいため、夕方でも見つけやすく、私たちが見る「1番星」はだいたい金星となっています。
1番星として見える金星は「宵の明星」と呼ばれています。夜の間は金星を見ることはできず、明け方になって再び現れてくる金星は「明けの明星」といいます。
▲まだ空が明るい中でもひときわ目立つ
Q.2:1チーム10人でプレーするスポーツは?
10進数に直すと、「1チーム2人でプレーするスポーツは?」となり、正解は「ビーチバレー」。
一瞬「どちらも10人もいない」と思ってしまいますが、ここは2進数の世界。ペアで戦うビーチバレーが正解です。
バレーボールといえばコート上に6人ずつというのが普通ですが、日本では独自に9人制(1足りない!)が生み出されており、ママさんバレーなどで採用されています。
Q.3:11人官女や101人囃子を飾り付けるのは?
10進数に直すと、「3人官女や5人囃子を飾り付けるのは?」となり、正解は「ひな祭り」。
一般的に、一番上の
▲真ん中が三人官女、下が五人囃子
ちなみに、もしも五人囃子を101人飾るとするならば単純計算で20倍の長さのひな壇が必要です。普通のひな壇の横幅を小さめに50cmと見積もっても、その幅約10mというクソデカひな壇が誕生してしまいます。
▲もはやレッドカーペットレベル
Q.4:1100100年戦争で勝利したのは?
10進数に直すと、「100年戦争で勝利したのは?」となり、正解は「フランス」。
百年戦争は、イギリス国王のエドワード3世が、母がフランス出身であることを理由にフランスの王位継承権を主張したことから始まり、休戦を挟みながらおよそ100年間続いた戦争です。
序盤はイギリスが優勢でフランス領土を次々と奪っていきます。しかし、有名なジャンヌ・ダルクを擁するシャルル7世の反撃で戦況は逆転。イギリスはカレーという都市を残してフランスから撤退する結果となりました。
Q.5:11111101000年発行の新1111101000円札に描かれる予定の偉人は?
10進数に直すと、「2024年発行の新1000円札に描かれる予定の偉人は?」となり、正解は「北里柴三郎」。
▲発行予定の新1000円札 via Wikimedia Commons 国立印刷局, CC BY 4.0
「こんなの勘で選ぶかわざわざ計算しないと解けないよ!」と思ったかもしれませんが、この問題は計算せずとも答えがわかります!
「新紙幣が発行されるのは2024年」というニュースから、「11111101000年」は2024年となんとなくわかります。ここで、「1111101000円札」と数字を比べると、お札の方が桁が小さくなっています。「2024」より少ない数字の新紙幣は1000円札のみ(2000円札は新たに発行されない)なので、推測で1000円札だとわかります。
頭の体操も兼ねた今回の問題はいかがでしたか? 来週の「二択でGO」も挑戦お待ちしています!
【前回の二択でGOはこちら】
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