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解説

それでは解説です。さまざまな解き方がありますが、ここではそのひとつを紹介します。

前ページ:自力で解きたい方はこちらへ!以下は問題の解説です。

今回は私と一緒に解いていきましょう! 角度の情報としてわかっているのは「152度」のみですが、どのように解いていけばいいでしょうか...?

今回の問題を解くうえで重要なポイントを以下にまとめました。

整理すると、

  • 図に補助線を引く
  • 錯角の関係を利用する
  • 正六角形のひとつの内角の大きさが120度であることを利用する

の3点です。これらのポイントをふまえたうえで、問題を解いていきましょう!

正六角形の頂点を通る平行線を書く

下の図のように、問題の図に平行線を1本書き足します。また、わかりやすくするために点Aから点Hまでの点を振っておきます。

平行線についての錯角の関係と、正六角形の性質を使う

まず、平行線Pと平行線Qに注目しましょう。ここで、2本の平行線について次の性質を使います。

この性質を使うと、角BDCの大きさは28度であることがわかります。

さらに、正六角形のひとつの内角の大きさが120度であることを使うと、角BDC+角FDC=120度となるので、角FDCの大きさは120-28=92度であることがわかります。

ここまででおおよそ半分を解き終えました。あとは同じ方法を繰り返します!

次に、平行線Qと平行線Rに注目します。さきほどと同じように、平行線についての錯角の関係を使うと、角FDC角DFGの大きさは同じになります。よって、角DFGの大きさは92度になります。

また、角DFEの大きさは180-92=88度であることがわかります。

最後に、もう一度正六角形のひとつの内角の大きさが120度であることを使いましょう。すると、角DFHの大きさが120度となり、角DFE+角EFH=120度になります。よって、赤く色付けした角の大きさは120-88=32度となります。

答え:32度


1本の平行線を書き足し、錯角の性質を使うことがポイントでした。

「ひらめけ!算数ノート」のバックナンバーはこちら

【前回の算数ノートはこちら】

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この記事を書いた人

松林 陸

京都大学大学院理学研究科・修士1年の松林 陸です。普段は大学のサークルでクイズをしています。 大学では物理学を専攻しています。好きなものはクイズと旅行と科学。読者の方の日々に「ちょっとした学び」が生まれるような記事を書けるように頑張ります。

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