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良いお年を!伊沢です。

IMG_3962旧型

2017年もさまざまなことがありましたね。この一年楽しかった人にも、辛かった人にも、来年は平等にやってきます。

世の中に新しい何かが生まれるたび、時を同じくしてクイズも生まれます。

ということで、今回は世の中に数多生まれたクイズの中から、我々QuizKnock編集部が唸った名作を一気に表彰していきたいと思います。

IMG_3962選定会議の様子

対象はこの一年に出題されたありとあらゆる形式のクイズたち。大賞に選ばれた作品には格別なる栄誉が与えられます。

それでは早速、各部門入選作から発表していきましょう!

クイズ番組部門

ベビーカーのフレームが太くなっているのはなぜ?

編集部・ふくらPによる推薦。『芸能人雑学王最強No.1決定戦2017』(4月3日放送)より。

対象の問題は「最近のベビーカーはタイヤ付近のフレームが太く加工されていますが、それはなぜ?」

今回、クイズ番組からは唯一の選出となりましたが、「事実を知る喜び」と「理由を知る納得」の両方が満たされた良作です。

ちなみに答えは「電車の自動ドアに挟まれた時、検知されやすいように」。

政治部門

「北」という漢字から連想されるのは?

北海道に生息する美しい鳥・エトピリカをモデルとしたゆるキャラ「北方領土エリカちゃん」。しかし、毎年えげつないクイズを出題することで好事家には有名で、今年も多くのボムをドロップしていました。

彼女?の名を一躍有名にした代表作が以下。2018年も鋭い作風に期待です。

企業部門

a.v.v.なんて読む?

僕もけっこう使っているa.v.v.は、洋服のブランド。

洋服のブランドは名前が読めない表記のものも少なくありませんが、このa.v.v.もその問題に悩んでいたようです。

正解は動画にもあったとおり、フランス語読みして「アー・ヴェ・ヴェ」。デパートなどで見かけた時は正しく読めることを誇示しましょう。

 

ちなみに、企業部門で惜しくも入選を逃したのが「オリックス」。イチロー選手自らが「オリックスが何の会社か知ってますか?」と問いかけるCMはご覧になった方も多いかと思います。

こちらは「正解発表が行われていない」という点を鑑みて、a.v.v.に軍配を(勝手に)上げさせていただきました。

学生特別表彰

この白い粉、何?

機動隊が突入したり、立ち退き要求をされたりと存在自体がカオスなことで知られる京都大学熊野寮。

そんな魔境で今年行われたという「熊野寮白い粉選手権」なる大会を特別表彰いたします。

学生ノリだ、と切り捨てることはカンタンですが、これだけの材料を集めてクイズにして、しかもその「誰にでも用意はできる」クイズを大勢で楽しむというスピリットは、我々が忘れてはいけないクイズのあるべき姿なのではないでしょうか。

この試みがクイズなのかは置いておいて、いい塩梅だなと思いました。(投げやり)

NIPPONクイズ大賞 優秀作品賞

「瓤嚢」、何と読む?

愛媛県八幡浜市にあるJAにしうわが実施したキャンペーン。高級みかんの宣伝として「瓤嚢」の読み方を問うもので、瞬く間にネットの世界を駆け巡り話題となりました。

「初めて見た!」という方がほとんどのコレ、クイズ王を名乗る僕も正直知りませんでした。ちなみにみかんの外皮を剥いたら出てくる白いアレは「アルベド」。

正解は「じょうのう」。意外とストレートな読み方です。みかんの果肉を覆っているあの袋を「瓤嚢」と言うそうです。

にしうわのみかんはこの瓤嚢がとても薄くて美味しいのだとか。世の中を巻き込んだ、正統派で素晴らしい一問でした。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、1995年の岩井俊二監督によるドラマ作品をアニメ化したもの。今年、大根仁脚本、菅田将暉や広瀬すずが声優を務めるなど豪華な布陣で製作・公開され話題を呼びました。

タイトルは2択クイズの形式をとっており、初めて聴いた人も覚えられるようなインパクトをもっています。上から見ることも出来なくはないだろうに、2択にあえて絞っているところもステキです。

ちなみに答えは「どちらも見る」もしくは「どちらも見ない」。真相が気になる方はぜひ、DVDを御覧ください。

NIPPONクイズ大賞 大賞

「どこの党に入れたでしょう?」

記念すべき第一回となった今年の大賞は、編集部満場一致でこのクイズとなりました!

「どこの党に入れたでしょう?」

出題者は千眼美子さん(元・清水富美加さん)。

とてもカンタンなクイズでありながら、人々を楽しませ、政治への関心をも喚起するという点において大変価値のある出題であったように思われました。

よってこれを、第一回NIPPONクイズ大賞受賞作品と致します。

千眼さんには、第一回NIPPONクイズ大賞という栄誉が贈られます。ぜひ、来年も受賞目指してがんばってください!

   

ということで、以上を持ちまして本年のNIPPONクイズ大賞の発表を終了します。 来年も素晴らしいクイズで世の中があふれることを期待しつつ、本年のクイズ納めといたします。ご清聴、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

伊沢拓司

QuizKnockCEO、発起人/東大経済学部卒、大学院中退。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。

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