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ノーベル賞を受賞していたのはパブロフでした! 5人の業績を簡単におさらいしておきましょう。

パブロフ【ノーベル賞受賞】

パブロフの犬」で有名なパブロフは、「動物はどうやって学習し、行動するのか」に迫ったロシアの科学者です。パブロフは、ベルを鳴らしてから犬にエサを与えることを繰り返す実験を行いました。「ベルの音を聞く」ことと「エサをもらう」ことは全く因果関係はありませんが、しばらくすると、犬はベルの音を聞いただけでよだれを出すようになったのです

▲「パブロフの犬」の実験の概要

しかし、パブロフがノーベル賞を受賞した理由はパブロフの犬の実験そのものではありません。彼は食べ物の分解に使われる消化液の分泌が、神経によって制御されていることを見出し、ノーベル賞はこの業績に対して与えられたのです。

北里柴三郎

▲新千円札 Via 国立印刷局ウェブサイト(一部を加工しています)

新紙幣・千円札の顔としても話題の北里柴三郎。北里は、血液中の血清と呼ばれる成分が感染症に対して抵抗力を持つことを世界で初めて発見しました。

彼は、発症すると死に至ると恐れられていた破傷風という感染症の治療法を研究しました。破傷風の原因である細菌の培養に成功し、1890年にはその菌に効く血清療法の発明に至りました。

パスツール

フランスの化学者であるパスツールは、人から人へうつる伝染病が細菌によって引き起こされていることを明らかにしたことから、「細菌学の父」と呼ばれています。

また、研究を進める中で、ワインが劣化してしまうのは微生物が繁殖するためであることも見つけました。ワインを低温で湯せんすることで、風味を損なうことなくワインを殺菌する低温殺菌法を発明するなど、フランスの食文化の発展にも貢献したのです。

ダーウィン

生物進化論にその名を残すダーウィンは、イギリス海軍の船に乗り込み、世界一周の航海をしながら動植物の観察を行いました。そこでの研究から、「生物は環境に適応した個体が生存し、適応できない個体は滅びることで進化を遂げる」ことを提唱し、その内容を著書『種の起源』にまとめました。

なお、ダーウィンは地質学の分野でも大きな成果を残しました。彼は、地質学分野のノーベル賞ともいわれるウォラストン・メダルを、『種の起源』出版と同じ年に受賞しています。

メンデル

中学校の理科でおなじみ「メンデルの法則」。エンドウの交配を繰り返すなかで、「緑色/黄色の豆」「しわがある/丸い豆」といった特徴が特定の割合で次の世代に受け継がれることを見出し、遺伝学の基礎をつくりました。

メンデルが研究を進めていた当時、ダーウィンの進化論が流行していたそうですが、メンデルの法則だけではダーウィンの進化に関する仮説をうまく説明できませんでした。そのため、生前にメンデルの成果が認められることはなかったといいます。


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それではまた、次回の「今日の一問・理科編」もお楽しみに。

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この記事を書いた人

のせぴりか

東京大学で医学を学ぶ6年生です。茶道、アイヌ語、日向坂46、カタンが好き。色々な分野を掛け合わせながら、「読んでよかった」と思っていただけるような記事をお届けできれば嬉しいです。

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