問題の解説
第1問
正解は「ほんじょ・たすく」でした。
今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者発表が行われ、アメリカのジェームズ・アリソン博士と、日本の本庶佑・京都大学特別教授が共同で受賞しました。
ノーベル医学・生理学賞に輝いた京都大の本庶佑特別教授は免疫を抑制するブレーキ役のタンパク質「PD-1」を発見し、免疫学の新たな地平を切り開きました。
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年10月1日
成果はがん治療薬として実用化し、革新的ながん免疫療法として世界から注目を集めています。https://t.co/LmQlQD8jsP#ノーベル賞
両氏は、がんの新しい治療法である免疫療法を研究し、「オプジーボ」という新薬を開発しました。この薬は、皮膚がんや肺がん、腎臓がんなどの治療に使われます。
これまで、がん治療の主流は外科手術や抗がん剤治療、放射線治療などの、化学療法が一般的でした。つまり外的要因により、がん細胞を破壊する治療法といえます。
しかし免疫療法では、人間が本来持っている免疫の力を回復させることで、いわば自分自身の体の力で、がん細胞を駆逐することを目指します。
現在、がん治療における第4の治療法として世界中で免疫療法の研究が進められていますが、今回受賞の両氏は、この礎を築いた功績を評価されました。
第2問
正解は「吉田寮」でした。
京都大学の学生寮、吉田寮は、築105年という長い歴史を持つ建物です。また、吉田寮は寮生自身が寮の管理や運営を行う「自治寮」であり、しばしば大学と対立してきた歴史もあります。
吉田寮は、ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇氏や、芥川賞を受賞した高城修三氏など、多くの著名人を輩出した寮としても知られています。
京都大学側は以前から、施設の老朽化を理由に寮生の退去を求めていましたが、寮生側は歴史的・文化的価値のある建造物だとして、全員退去ではなく建物の補修で対応すべきとしていました。
今回、大学側が一方的に通告した退去期限の2018年9月末を迎えたことで、不法占有となる寮生側がどのような対応を取るのか、注目が集まっています。
京大吉田寮、大学が退去求める通告書「不法占有となる」 https://t.co/hhdbdabFGS
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年10月1日
第3問
正解は「ジオシティーズ」でした。
1990年代から2000年代を代表するウェブサービス、Yahoo!ジオシティーズが、2019年3月をもってサービス終了することになりました。
ジオシティーズは、インターネットの黎明期に個人が無料でホームページを作成できるというサービス内容で好評を博し、幅広い人たちに愛されました。
サービス終了の理由についてヤフーでは、採算面だけでなく技術面でも時代と合わなくなってきた点などを踏まえ、「一言では説明できません」としています。
何でもクイズにしがちなQuizKnockでは、このようななつかしのインターネットも記事になっておりますので、あわせてお楽しみください。