問題の解説
第1問
正解は「偽造されにくい硬貨」でした。
イギリスの1ポンド硬貨は1983年に導入されましたが、現在では偽造品が多く出回っているため、今回の新硬貨への切り替えとなりました。イギリスの王立造幣局によると「流通している1ポンド硬貨の30個中約1個は偽造品」とのことで、今回は「世界で最も偽造されにくい」技術で作られています。
第2問
正解は「火星」でした。
NASAやインターナショナル・ポテト・センター(CIP)などが共同で行っている「Potatoes on Mars」プロジェクトは、火星でジャガイモ栽培を行おうとする試みです。今回、地球上に大気や温度、放射線や重力など火星の条件と同じ実験装置を作り、火星と同等の環境でもジャガイモが生育することを証明しました。
第3問
正解は「男性ホルモンを注入していたから」でした。
この少女は男性ホルモンの一種、テストステロンを投与していました。テストステロンの投与は一般的にドーピング違反となりますが、少女の場合は性転換治療の一環であったので出場しています。しかし対戦相手などからは不公平との声もあり、今後も議論を呼びそうです。
テストステロンは筋肉増大や骨格の発達といった作用があり、女性の場合、通常だと男性の5~10%程度しか分泌されません。
第4問
正解は「東横イン」でした。
NHKが「東横イン」とグループ会社に受信料の支払いを求めた裁判が行われ、東京地裁はおよそ19億円の支払いをホテル側に命じました。これは、宿泊施設ではテレビの受信機がある部屋数に応じた受信料の支払い義務があるとして起こされた裁判で、「東横イン」以外の宿泊施設でも同様の裁判が行われています。
今回はグループの約34,000部屋に対する2年間分の額ですが、この支払分を単純計算すると1泊78円程度が上乗せされる計算です。
第5問
正解は「フグの肝」でした。
佐賀県などの事業者が、特殊な方法で養殖し無毒化したフグの肝を、食用として認めるよう国に提案しました。これで3度目の提案となりますが、過去2回はいずれも国が安全性が確保されていないと結論づけており、今回も認められない見通しです。
ちなみに他選択肢の「カツオノエボシの触手」や「ウナギの血液」にも毒があります。毒を持つ生物については、この記事がオススメです。