問題の解説
第1問
【11月発行予定の新500円硬貨の製造が開始されました。新500円硬貨に施されている偽造防止技術はどれでしょう。】
「どれもありそう」と思った方はお見事! 選択肢は全て正解です。
11月発行予定の新500円硬貨の製造が始まり、埼玉県にある造幣局の支局で打ち初め式が行われました。去年は全国で188枚の偽500円玉が見つかるなど、偽造が問題となっていました。
500円硬貨のデザイン変更は21年ぶりとなります。なお、2000年から現在まで流通している500円硬貨は、変わらず使用することができます。
新500円硬貨は銅を白銅で挟んだ中心部の銀色の部分を、ニッケルでできた金色のリングが取り囲む2色のデザインとなっています。
そのほか、硬貨の縁に「500YEN」「JAPAN」という細かな文字が刻まれています。また、世界初となる「不均等な側面の溝」が導入されました。
11月発行の新500円硬貨 製造開始 複雑な構造で偽造しにくく #nhk_news https://t.co/9PHTJ4e85x
— NHKニュース (@nhk_news) June 21, 2021
第2問
【人事院がいわゆる「キャリア官僚の候補」といわれる「国家公務員総合職」の合格者数を発表しました。採用試験の倍率は「過去最高」「過去最低」のどちらだったでしょう。】
正解は「過去最低」でした。
「キャリア官僚」として中央省庁の幹部候補となる「国家公務員総合職」に1834人が合格した発表され、倍率が7.8倍と過去最低を記録しました。
近年は国家公務員試験への申込者が減少傾向にあります。また、出身大学別に見ると、東大出身者の割合が減少しており、本年度は14%と6年連続で最低の値を記録しました。
一方で、女性の合格者は全体の30.6%である561人となり、2019年度に次いで2番目に多くなりました。
国家公務員試験の申込者数が減少傾向にあることを受けて加藤官房長官は危機感をあらわにし、長時間勤務の是正などの働き方改革を進めることが急務であるとの見解を示しました。
第3問
【IOC、政府、組織委員会などによる5者協議が行われ、東京五輪の観客人数に関する基準が発表されました。その基準は全ての競技場において「収容人数の50%以内かつ何万人が上限」でしょう。】
正解は「1万人」でした。
大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の5者による協議が行われ、全ての競技場において観客の人数を「収容人数の50%以内かつ1万人が上限」とすることで合意がなされました。
観客の有無や、地方と都市部に同一の基準を設けるか否かが焦点となっていましたが、結果的に政府が掲げる新型コロナウイルス感染対策の大規模イベント制限に準ずるかたちとなりました。
なお、学校連携で観戦する児童・引率者は1万人の中には含まれません。また、パラリンピックについては、オリンピックの開会式の1週間前となる来月16日までに方針を決定する予定です。
【組織委 無観客の基準は示さず】https://t.co/xlU2PXkm86
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 21, 2021
東京五輪の観客数上限について、組織委の橋本聖子会長は「収容定員50%以内で1万人」とする案で合意が得られたと発表した。感染状況が悪化した場合には無観客開催も選択肢となるとしつつ、その基準などは明かしていない。