問題の解説
第1問
【7月1日より「改正健康増進法」の一部が施行されました。さて、改正健康増進法の主な目的は何でしょう。】
正解は「受動喫煙の防止」でした。
7月1日から、受動喫煙対策を強化した改正健康増進法が、一部施行されました。
今回施行されたのは、学校や児童福祉施設、病院、行政機関の庁舎など「第一種施設」に該当する施設での「施設内禁煙」についてで、これら施設では屋内が完全禁煙となります。
また上記施設では屋外においても、喫煙可能である旨を示した標識などを設置した、必要な措置がとられた場所でしか喫煙はできません。
対策を怠るなど施設側が違反した場合、50万円以下の過料が科せられます。また喫煙者の場合、管理者や都道府県知事からの注意や指導、命令があっても改善が見られないと、30万円以下の過料が科されます。
なお、事務所や工場、飲食店など「第二種施設」に該当する施設の「原則屋内禁煙」については、2020年4月から施行されます。
第2問
【世界の女性騎手のみで行われる競馬のワールドカップで総合優勝を果たした、JRA(日本中央競馬会)所属の女性騎手は誰でしょう。】
正解は「藤田菜七子」でした。
世界各国の女性騎手がその技術を競い合う、「ウィメンジョッキーズワールドカップ」がスウェーデンのブローパーク競馬場で開催されました。
参加したのはブラジルやイギリス、スウェーデンなど8か国の女性騎手10人で、日本の藤田菜七子騎手が総合優勝を果たしました。
Victory for Japan in Women Jockeys' World Cup > https://t.co/5xToIMIT9y pic.twitter.com/v6978yxedv
— Women Jockeys' World Cup (@womenjockeys) 2019年6月30日
藤田騎手は、今年でデビュー4年目となるジョッキーで、すでにJRAの女性騎手最多勝記録を更新している実力派です。
また今年2月に行われたフェブラリーステークスでは、日本の女性騎手としては初となるG1(競馬のレースの格付けのうち、最も高いもの)騎乗も果たしています(5着)。
第3問
【日本のIWC脱退に伴い、7月1日から商業利用を目的とする「商業捕鯨」が再開しました。商業捕鯨の開始により、鯨の捕獲頭数は去年と比べ、どうなるでしょう。】
正解は「減る」でした。
日本のIWC(国際捕鯨委員会)からの脱退に伴い、31年ぶりに商業捕鯨が再開されました。「商業捕鯨」とは、商業利用(肉の販売など)を目的とした捕鯨で、IWCにより原則禁止されています。
ただし、科学的調査を名目とした「調査捕鯨」は認められています。つまり、従来流通していた鯨肉は、調査捕鯨によるものです。
今回、商業捕鯨が開始されましたが、捕獲枠の上限は事前に発表されており、今後1年間の捕獲枠は、ニタリクジラが187頭、ミンククジラが171頭、イワシクジラが25頭の、合計383頭です。
昨年1年間の調査捕鯨による捕獲頭数は637頭であるため、頭数だけで見ると大きく減少しているといえます。
また、この頭数についてはIWCで採択されている方式で算出されており、100年継続しても資源量への影響はないとされています。