問題の解説
第1問
【観光地としての魅力を紹介するアクションゲームが公開された、「源氏物語」「平等院」「お茶」といった観光資源で知られる、京都府にある市はどこでしょう。】
正解は「宇治市」でした。
宇治茶や平等院鳳凰堂などで知られ、また『源氏物語』では物語終盤の主な舞台になっている京都府宇治市が、同市の魅力をPRするゲームアプリをリリースしました。
そのゲーム内容ですが、PCエンジン(1987年発売のゲーム機)やスーパーファミコン(同1990年)を彷彿とさせる、レトロな雰囲気の横スクロールアクションゲームです。
萬福寺や三室戸寺といった観光名所を背景に、足の生えたタケノコや顔のあるスイカ、迫りくるレンコンなどを倒しつつ前に進みます。
シュールな世界観とともに、独特の操作感や、初見では到底クリアできない仕掛けの数々から、高難度すぎるとSNSでも話題となりました。
特にラスボスは強敵で、ネタバレとなるので詳細は伏せますが、楽にクリアできるプレイヤーは恐らく、全世界で18万人ほどしかいないと見られます。
なお、アプリの正式タイトルは『宇治市~宇治茶と源氏物語のまち~』。iOSとAndroidのいずれにも対応しています。
第2問
【世界的なスコッチ・ウイスキーのブランド「ジョニー・ウォーカー」が、紙ボトルでの取り扱いを始めると発表。ところでスコッチ・ウイスキーとは、どのようなウイスキーを指す言葉でしょう。】
正解は「スコットランドで作られたウイスキー」でした。
英国の酒造大手ディアジオが、代表的なスコッチ・ウイスキーのブランド「ジョニー・ウォーカー」について、プラスチックを含まない紙ボトルでの取り扱いを始めると発表しました。
これは、SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みの一つで、2021年より取り扱いを開始するとのことです。
さて、スコッチ・ウイスキーは大きく、スコットランドで作られたウイスキーを指します。
厳密には、スコットランドで製造されることだけでなく、原料や発酵方法、樽の素材、熟成期間やアルコール度数など、「スコッチ・ウイスキー法」というイギリスの法律で定められた内容を満たしたウイスキーだけが、スコッチ・ウイスキーです。
誤答選択肢の「原材料の穀物の51%以上がトウモロコシのウイスキー」は、バーボン・ウイスキーです。厳密には、蒸溜過程や樽の素材、アルコール度数などもアメリカの法律で定められています。
また「炭酸水で割ったウイスキー」は、通称ハイボールと呼ばれるカクテルです。
第3問
【第163回芥川賞・直木賞の選考会が開かれ、受賞作が決まりました。『少年と犬』で直木賞を受賞した「馳星周」さんの、正しい読みはどれでしょう。】
正解は「はせ せいしゅう」でした。
15日、第163回となる芥川賞・直木賞の選考会が開かれました。
芥川賞には、高山羽根子さんの『首里の馬』と、遠野遥さんの『破局』が選ばれました。高山さんは3度目のノミネート、遠野さんは初のノミネートでの受賞です。
直木賞には、馳星周さんの『少年と犬』が選ばれました。馳さんは5年ぶり7度目のノミネートで、初の受賞となります。
ちなみに馳さんが初めて直木賞候補となったのは、23年前のデビュー作、1996年下期の『不夜城』にまで遡ります。
【第163回 直木賞・芥川賞 発表❗】
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) July 15, 2020
「直木賞」は馳星周氏『少年と犬』 7回目ノミネートでついに受賞https://t.co/TT6u5JIPmQ
「芥川賞」は高山羽根子氏『首里の馬』、遠野遥氏『破局』2作受賞https://t.co/QoGotLLafa#直木賞 #芥川賞 #馳星周 #少年と犬 #高山羽根子 #首里の馬 #遠野遥 #破局 pic.twitter.com/c0lmQSQ8ok