問題の解説
第1問
【東京都の伊豆諸島にある神津島村が、国内で2例目となる「星空保護区」に認定されました。では、これまで国内で唯一「星空保護区」に認定されていた沖縄の国立公園はどこでしょう。】
正解は「西表石垣国立公園」でした。
美しい夜空を守る取り組みを評価する「星空保護区」に、東京都の伊豆諸島にある神津島村が認定されました。日本国内での認定は、西表石垣国立公園に次いで2例目です。
「星空保護区」は、天文学者などによって作られた国際的なNPO団体が、照明などの光の影響がない美しい夜空を守る取り組みを認定しています。認定されるのは取り組みなので、「星空が綺麗である」というだけでは「星空保護区」には認定されません。
神津島村では、屋外の照明の明るさや点灯時間などを定めた条例を制定しています。また、星空を紹介するガイドの育成も進めていて、こうした様々な取り組みが評価されたとしています。
神津島村が星空保護区として認定されました!
— 東京都大島支庁 (@ooshimashicho) December 4, 2020
詳しくはこちら→https://t.co/JYNZDi87EX pic.twitter.com/5wXi085hQG
解答の西表石垣国立公園は、国内最大規模のマングローブ林、サンゴ礁など、亜熱帯特有の自然景観が特長の国立公園です。独自の進化を遂げたイリオモテヤマネコやサキシマカナヘビなど、固有の動植物が多く生息しています。
第2問
【漫画家の花村えい子さんが亡くなっていたことが、昨日7日にわかりました。さて、花村さんの代表作『霧のなかの少女』は、どちらの漫画雑誌に掲載された作品でしょう。】
正解は「週刊マーガレット」でした。
漫画家の花村えい子さんが、12月3日に亡くなっていたことがわかりました。91歳でした。
花村さんは1959年に『紫の妖精』でデビューし、その後も少女漫画雑誌の『なかよし』や『週刊マーガレット』などで多くの作品を発表しました。
1966年から『週刊マーガレット』に掲載された『霧のなかの少女』は、母と娘の関係や少女どうしの友情や葛藤など波乱万丈なストーリーが話題となり、後に『家庭の秘密』というタイトルでテレビドラマにもなりました。また、1989年には日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。少女漫画の他にも『マンガ日本の古典 落窪物語』など古典を題材にした作品も発表しています。
花村さんは、大きな瞳におしゃれな髪型をした女の子が多く登場する現在の「少女漫画のスタイル」をいち早く取り入れたことでも知られ、少女漫画界の草分け的存在とされています。
なお、解答の『週刊マーガレット』は1988年に月2回刊(毎月5日、20日)にリニューアルされ、『Margaret』と名を改めています(その後現在の『マーガレット』に変更)。過去に掲載された作品の中には、『ベルサイユのばら』や『エースをねらえ!』などの人気作があります。
第3問
【不正アクセスを受け、最大で約2007万件の情報が流出した可能性があると発表した、電子決済サービスを提供する企業はどこでしょう。】
正解は「PayPay」でした。
電子決済サービスを提供している「PayPay」は、11月28日にブラジルから不正なアクセスを受けたと発表しました。
今回の不正アクセスで、加盟する約260万店舗の連絡先、代表者の名前、生年月日、売り上げの振込先の情報など、最大で約2007万件がアクセスを受けた可能性があります。なお、流出の可能性があるのはPayPay自身と加盟店舗の情報のみで、一般ユーザーの個人情報は流出していないとしています。
PayPayでは、12月3日までに不正なアクセスを遮断しており、調査を進めています。12月7日18時現在、アクセスを受けた可能性がある情報が利用された事実は、確認されていません。