問題の解説
第1問
正解は「マメコガネ」でした。
日本コガネムシ、スイスに 温暖化影響か、食害懸念 https://t.co/BtHRpuoamE#マメコガネ pic.twitter.com/AxFH46aHZe
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年7月21日
マメコガネは小型のコガネムシで、日本在来種です。成虫は植物の葉を、幼虫は根を食べるため、農業上の害虫として知られています。
そんなマメコガネは1910年代にアメリカに上陸、天敵が少なかった北米で一気に拡散しました。その後1970年にポルトガルのアゾレス諸島で確認され、2014年にはイタリアに達しています。
今夏はスイスでも発見されました。ブドウなど農作物への被害が懸念され、ワイン産地などでは警戒を強めています。
第2問
正解は「奈良のシカ」でした。
奈良のシカは「神の使い」ともいわれ、国の天然記念物に指定されています。しかし周辺地域のシカによる農林業への被害が多く、文化庁は5月に、奈良公園から離れた地域のシカは保護対象外とする変更を許可しました。
この変更を受け奈良県は、奈良市内の6か所に捕獲用のわなを設置しました。捕獲は120頭が上限で、捕獲したシカは生態の調査に役立てるとのことです。
第3問
正解は「東京大学」でした。
昨年8月頃より、東京大学分子細胞生物学研究所の渡辺嘉典教授らが関与した論文に捏造や改ざんの疑いがあると、匿名の告発文がありました。
これを受け東京大学では調査を開始、1日に調査結果をまとめ、論文5本に不正があったと公表しました。
不正を認定された論文は、英『ネイチャー』や米『サイエンス』といった世界的に著名な科学誌にも掲載されています。