問題の解説
第1問
【水産庁から漁獲枠の導入が検討されることとなった、漢字では「魚へんに花」で表される魚は何でしょう。】
正解は「ホッケ」でした。
24日、水産庁は資源管理を強化するため、ホッケの漁獲に対し、漁獲枠の導入検討を明らかにしました。ホッケは近年、乱獲が原因で資源状況が大きく悪化しており、漁獲量の改善が急務とされています。
また、同様に資源状況が悪化しているスケトウダラやマサバ、ゴマサバについても、資源管理が強化される見込みです。
ホッケを漢字で書くと、𩸽になります。誤答選択肢の「ニシン」は鰊、「シシャモ」は柳葉魚ですね。
第2問
【25日にロ朝首脳会談が開催される、ムラヴィヨフ・アムールスキー半島に位置するロシアの都市はどれでしょう。】
正解は「ウラジオストク」でした。
ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長によるロ朝首脳会談が、25日に極東ロシアの都市、ウラジオストクで開催される予定です。この両者による首脳会談は、今回が初めてとなります。
今回の会談では、2月末に行われたものの不調に終わった米朝首脳会談を受け、北朝鮮側がロシアに対し、非核化協議での協力を求めるものと見られます。
ウラジオストクは、ムラヴィヨフ・アムールスキー半島にあるロシア極東部最大の都市で、日本海に面しています。浦塩斯徳と当て字されることもあります。
第3問
【波などによる浸食で消失した可能性があるとして調査が行われることになった、北海道宗谷郡猿払村沖にある無人島はどちらでしょう。】
正解は「エサンベ鼻北小島」でした。
第1管区海上保安本部(小樽)は24日、北海道宗谷郡猿払村の沖にある無人島「エサンベ鼻北小島」が消失した可能性があるとして、5月に調査を行うと発表しました。
エサンベ鼻北小島は、島の高さが平均海面から1.4m(1987年の測量時)という小さな島です。2014年、政府は「領海の外縁を根拠づける離島」のうち、名称のなかった158の離島について命名を行っていますが、エサンベ鼻北小島はこの中に含まれます。
つまりエサンベ鼻北小島が消失している場合、日本の領海が狭まる可能性があります。
なお、今回の調査の決定を受け、北海道新聞がエサンベ鼻北小島を上空からドローンで撮影しています。これによると、海面にわずかな岩場が確認されたとのことです。
海面にわずかな岩場確認 エサンベ鼻北小島<ドローン空撮> pic.twitter.com/M9HQNxXj3w
— 北海道新聞 (@doshinweb) 2019年4月24日