「アルコールの酸化」では何が起きる?
答えはお酢でした。正確には、お酢の主成分である酢酸という物質ができます。
「酸化」とは「電子を失うこと」と定義されます。かつて「酸素と化合すること」を意味する言葉として生まれたものですが、化学が発展したことで意味が変わったのです。
エタノールがアセトアルデヒドという物質になるとき、エタノールの分子からは水素が失われています。水素は電子を提供するものとしてはたらいているので、この反応は酸化です(ちなみに、アセトアルデヒドはお酒を飲んだ人の体内でも生成され、二日酔いの原因になるとされています)。
アセトアルデヒドはさらに、炭素と水素の間に酸素が入ることで酢酸になります。酸素は電子を奪うはたらきが強いので、このように酸素が結合する反応も酸化に当てはまります。

私たちが料理に使うお酢も、実際にお酒を経て作られています。お米を材料にお酢を作るとき、まずは麹菌や酵母のはたらきでお米の糖分がエタノールに変わります。このアルコールをもとに酢酸を作る「酢酸菌」という細菌が、エタノールから酢酸を作ってくれるのです。
エタノールと酢酸の反応でおいしそうな匂いが?
最後は、ここまででできたエタノールと酢酸を使ったクイズです。
























