山本祥彰×高松慶「高松は漢検1級、受けないの？」【QK雑談中】

上下に分かれてる：山本が持っているのは旧バージョンのテキスト。昨年（2024年）、上・中・下巻3冊からなる新版が登場した。

登録基準：世界遺産リストに登録されるには、10項目の登録基準のうち1つ以上が認められる必要がある。10項目の内容は世界遺産検定、特にマイスターでは基礎中の基礎の知識。

ICCROM（イクロム）：文化遺産の保全強化のため、研究・専門家の養成などを行っている政府間機関。検定テキストの最初の方に出てくる。

真正性：文化遺産を評価する上での超重要概念で、検定でも頻出。「建造物などが文化的背景の独自性・伝統を継承していること」。たとえば歴史ある木造建築が鉄筋コンクリートで再建されれば、「真正性が保たれていない」とみなされる可能性が高い。

ピエト・モンドリアン：直線や原色を多く用いた抽象画で有名な画家。建築や絵画の分野で抽象表現を追求する「デ・ステイル」運動を主導した。

▲代表作の『赤・青・黄のコンポジション』（左）、『ブロードウェイ・ブギウギ』（右）