クイズの解説
Q.1:アメリカの金融の中心地「ウォール街」の名前の由来は?【22.6%】
ウォール街(Wall Street)はニューヨークのマンハッタン島南部にある街路です。ニューヨーク証券取引所などが位置し、アメリカ随一の金融街となっています。
▲シンボルとなっている銅像「チャージング・ブル」 via Wikimedia Commons AndrewHenkelman CC BY-SA 2.0
「ウォール街」という名称は、1653年にオランダ人入植者が、イギリス人や先住民・家畜などの外敵が侵入しないよう壁を築いたことに由来しています。
こちらの記事(ライター:伊東)からの出題でした。
Q.2:次のうち、聖書の言葉が由来のことわざは?【20.3%】
「目から鱗が落ちる」とは、何かがきっかけとなり、急に物事の実態などが理解できるようになることのたとえです。
「キリスト教徒を迫害していた人物が、目から鱗のようなものが落ちたことでイエスの教えに目覚めた」という新約聖書の話が由来になっています。
▲目から鱗が落ちた人のイラスト
ほかにも、新約聖書の言葉が由来となっていることわざには「豚に真珠」や「働かざる者食うべからず」などがあります。
こちらの記事(ライター:栞)からの出題でした。
Q.3:現在使われている鉄鉱石の大半は、約何年前の地層から産出する?【19.1%】
現在採掘されている鉄鉱石の多くは、先カンブリア時代(約20億年前)の縞状鉄鉱層という地層に由来するものです。
誕生初期の地球には、鉄分と結びつくだけの十分な酸素が存在しませんでした。しかし、約20~30億年前にシアノバクテリアという細菌の一種が現れ、光合成によって酸素を生み出すようになります。
この酸素と海水中の鉄分とが結びつき、酸化鉄の層として海底に堆積。更にケイ酸塩の層と重なることで、縞状鉄鉱層が形成されました。
こちらの記事(ライター:Hirotaka)からの出題でした。
Q.4:この魚に似たシンボルを用いていた宗教は?【13.8%】
このマークは、「イクトゥス」と呼ばれるキリスト教のシンボルです。
古代ローマで、キリスト教は迫害されていました。そこで、信仰を公表できないキリスト教徒たちは隠れシンボルとして、魚の形をしたこのマークを用いるようになります。
現在では、「ジーザスフィッシュ」などとも呼ばれています。
こちらの記事(ライター:Hirotaka)からの出題でした。
Q.5:1419年と1618年の2度、チェコのプラハで起こった衝撃的な事件とは?【13.3%】
チェコのプラハではかつて、反乱にあった人物が建物の窓から投げ出されるという衝撃的な事件が2度起こりました。これらの事件は共に「プラハ窓外放出事件」と呼ばれています。
1度目は1419年、プラハ市役所の窓からカトリック系の政治家7名が放り出され、フス戦争のきっかけとなりました。2度目は1618年、プラハ城の窓から神聖ローマ皇帝の代官たち3名が投げ捨てられ、三十年戦争の起爆剤となりました。
フス戦争も三十年戦争も、カトリック派の圧政に対して新教派の人々が起こした宗教戦争です。200年の時を超えて、同じ思いを持つ人々が奇しくも同じプラハの地で反旗を翻したのですね。
こちらの記事(ライター:川副 啓太)からの出題でした。
【前回の「ものしり5」はこちら】
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