違和感画像クイズ!「電圧測定実験」のおかしいところはどこ?
解説
この画像のおかしなところは「電圧計をつなげる位置」でした!
電圧計は2点間の電位の差を測るための道具であるため、その測りたい2点を挟み込むよう並列につなげる必要があります。
電圧計の内部抵抗はとても大きいため、直列につないだ場合はそこで電圧降下が起きてしまい、回路に電流がほとんど流れなくなってしまいます。
並列につなぐ場合には、その抵抗値の高さから電圧計の方には電流がほとんど流れない分、測りたい部分(今回なら豆電球)にしっかりと電流が流れ、正しい電圧値が測れるようになります。
また、電圧計の端子のつなぎ方にも注意が必要です。
マイナス側にはそれぞれに違った電圧値が書かれた端子が3つありますが、最初は最も大きな値に書かれている端子につなげる必要があります。例えば、実際にかかっている電圧が10Vのときに「3V」と書かれている端子につなげてしまうと、電圧計の針が振り切って壊れてしまう可能性があります。そのため、まずは最も大きな電圧値が書かれている端子からつなぎ、針がほとんど振れない場合に、ひとつずつ端子を変えるようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ次回の「今日の一問 理科編」にも挑戦してくださいね!
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