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解説

今回は、酸性のものがAに、アルカリ性(塩基性)のものがBにグループ分けされていました! 正しいグループ分けは以下のようになります。

酸性かアルカリ性かといった性質は、そのモノが持つpH(水素イオン濃度)の値によって決められます。pHが7.0のときを中性として、それより値が小さければ酸性、値が大きければアルカリ性となります。

今回出てきたものをpHの値の順に並べると以下のようになっています。

▲それぞれモノのpH(おおよその値)

胃液

胃液は強い酸性を示す液体で、タンパク質を分解して消化を助けたり、外部から侵入してきたバクテリアなどを殺菌したりする役割を持っています。 そんな胃液には、その正体は塩酸(強い酸性を示す)である胃酸や、消化酵素であるペプシン、ベールとなって酸から胃を守る粘液などが含まれます。

ヨーグルト

ヨーグルトは原料となる牛乳を発酵させて作られるのですが、このときに乳酸菌という細菌が糖から乳酸を作ります。この過程を「乳酸発酵」といい、これによってできた酸の一種である乳酸によってヨーグルトは酸性を示すのです。 ちなみに、この乳酸には病原菌などが増えるのを防ぐはたらきもあるため、ヨーグルトはもとの牛乳よりも保存性が高まります。

こんにゃく

こんにゃくは、pHが約11と強いアルカリ性を示します。その理由は、こんにゃくの製造工程にあります。 こんにゃくは、すりおろしたこんにゃく芋と水に凝固剤を加えて作られます。そしてこの凝固剤には水酸化カルシウムが含まれています。水酸化カルシウムは消石灰とも呼ばれる物質で、その水溶液である石灰水が強いアルカリ性を示すのです。

そのため、こんにゃくには独特な臭みがあり、料理の際には下茹でやあく抜きなどの下処理が必要です。


皆さんは3問連続で正解できましたか? ぜひ次回の今日の一問・理科編もお楽しみに!

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この記事を書いた人

於島

於島(おじま)です。高専から東京大学工学部に編入学しました。クイズは初心者ですが、「高専生だったからこそ書けること」を届けられるよう頑張っていきます。

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