問題の解説
第1問
【動画配信サービス大手のネットフリックスなどが、新型コロナウイルス対策としてヨーロッパで始めたことはどちらでしょう。】
正解は「配信動画の画質を落とした」でした。
新型コロナウイルス感染症は、ヨーロッパでも猛威を振るっており、感染対策として多くの国で自主隔離などが求められています。
在宅勤務など多くの人が自宅で過ごす時間が長くなることから、インターネットの利用量が大きく増加しているため、EU(ヨーロッパ連合)はインターネット回線への負荷を減らすため、動画配信サービス企業に対して画質を下げるよう呼びかけています。
これに対してネットフリックスやユーチューブなどの動画配信大手は、ヨーロッパで配信されている一部作品について、画質を下げると発表しました。
たとえばネットフリックスでは今後30日間、画質を下げての配信を行いますが、これにより通信量は25%削減されるとのことです。
第2問
【ホクショウマサルの連勝が31でストップし話題となった、帯広競馬場で行われている、重い鉄のソリを曳いた馬による競馬を何というでしょう。】
正解は「ばんえい競馬」でした。
帯広競馬場で行われたばんえい競馬で、連勝を続けていたホクショウマサルが3着に敗れ、地方競馬(各地方自治体が運営している競馬)の最多連勝記録が31でストップしました。
ばんえい競馬(輓曳競馬)とは、馬が重いソリを曳き、山のある走路で速さを競う、北海道でしか行われていない競馬のレースです。
ばんえい競馬 ホクショウマサルの連勝「31」で止まる #nhk_news https://t.co/uDrd5whr9W
— NHKニュース (@nhk_news) March 21, 2020
ソリも馬も1トン近い重さになるため、一般的な競馬とはまた違った迫力が楽しめます。
第3問
【アメリカのプロレス団体GCWが新型コロナウイルス対策として行った、プロレス界初の「Social Distancing Match」とは、どのような試合でしょう。】
正解は「対戦相手に触れずに戦う、非接触試合」でした。
アメリカのプロレス団体、GCW(Game Changer Wrestling)が、新型コロナウイルス対策として、プロレス界初の「Social Distancing Match」を行いました。
Pro Wrestling's First #SocialDistancing Match@JANELABABY vs @TheJimmyLLoyd @GCWrestling_ #AcidCup2
— IndependentWrestling.TV (@indiewrestling) March 21, 2020
Watch the full match & show at https://t.co/MPOeoijji7#StayAtHome pic.twitter.com/BpXWRQKffS
まず「Social Distancing」(ソーシャル・ディスタンシング)という言葉ですが、日本語では「社会的距離」や「社会的距離戦略」と訳されます。
これは感染症の拡大抑制のため、必要不可欠なものを除いて可能な限り人との接触を避け、感染の機会を減らすことで、流行のピークを小さくしその時期も遅らせようという戦略を指します。
新型コロナウイルス対策としてアメリカでは特に重視(他国もそうですが)されており、トランプ大統領も自身のツイッターで複数回、「Social Distancing!」と呼びかけています。
さて「Social Distancing Match」の内容ですが、無観客で行われ、マスク姿のレフェリーが試合を進行します。
選手は、離れた状態のまま”握手”を行い試合開始。常に1〜2mほどの距離を保ちながら、対戦相手に一切触れずに技の応酬が行われました。
パイプ椅子による攻撃では、選手が自ら椅子を除菌したのち、対戦相手に叩きつけるという念の入れようです。