問題の解説
第1問
【10日、北朝鮮で最高人民会議(日本の国会に相当)の代議員選挙が行われました。さて、その投票率はどれくらいだったでしょう。】
正解は「90%以上」でした。
北朝鮮で10日、およそ5年に1度行われる、最高人民会議の代議員選挙がありました。日本でいえば、衆議院や参議院の議員選挙に相当します。
選挙の投票率は、同日午後3時の時点で92.35%に達するという、高いものになりました。ちなみに前回(2014年)行われた同選挙の最終的な投票率は、99.97%でした。
北朝鮮の選挙制度は形式的には小選挙区制ですが、各選挙区の候補者は1名のみの、信任投票となっています。一応、候補者に対し不信任票を投じることも可能なようですが、基本的に候補者は100%の信任を得ることになります。
選挙権は17歳から与えられます。投票を棄権すると反体制派として処罰されるため、国外にいる人を除けば必ず投票することになります。
北朝鮮の国名の日本語表記は「朝鮮民主主義人民共和国」、英語だと「Democratic People's Republic of Korea」ですが、形式的とはいえ「選挙」というプロセスを経ていることで、「民主主義」を名乗っているといえるでしょう。
第2問
【最新の世界ランキングは1位の桃田賢斗選手が、全英オープンの男子シングルスで優勝しました。さて、この競技は次のどれでしょう。】
正解は「バドミントン」でした。
東京オリンピックでもメダルが期待される、バドミントン男子シングルスの桃田賢斗(ももた・けんと)選手が、全英オープンで優勝しました。
全英オープンの男子シングルスで日本人選手が優勝したのは、史上初の快挙となります。
【バドミントン桃田、全英OP制覇 日本男子単で初】
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2019年3月10日
バドミントンの全英オープン決勝が行われ、男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗がビクトル・アクセルセン(デンマーク)を下し、この種目の日本勢で初の優勝を成し遂げました。(写真はEPA時事)
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バドミントンの全英オープンは、1899年に第1回大会が開催された、歴史のある大会です。現在でも、オリンピックや世界選手権などに次ぐ、グレードの高い大会に位置付けられています。
第3問
【世界最大級のドッグショー「クラフツ」で優勝した、別名バタフライ・スパニエルとも呼ばれる、フランス原産の犬種は何でしょう。】
正解は「パピヨン」でした。
イギリスのバーミンガムで、世界最大級のドッグショー「クラフツ」が開催されました。これは1891年から始まった歴史ある犬の祭典で、毎年2万匹以上の犬と、10万人以上の客が訪れます。
ショーの見どころとなるのは様々な犬のコンテストで、最高賞となる「ベスト・イン・ショー」には、パピヨンの「ディラン」くんが選ばれました。
Over 20,000 dogs entered from all over the world, but only one could come out on top! #Crufts Best in Show 2019 goes to Dylan the Papillon....🐶🏆 pic.twitter.com/3YT3K5AMfy
— Crufts (@Crufts) 2019年3月10日
パピヨンはフランス原産の小型犬で、蝶が羽を広げたような耳の形が特徴的です。「パピヨン」(Papillon)の名も、フランス語で蝶という意味です。
中世のヨーロッパ貴族が多く好んだ犬種で、中でもマリー・アントワネットはパピヨン好きだったことで知られており、一説には処刑台の上にまで愛犬のパピヨンを連れて行った、ともいわれています。
ちなみに、誤答選択肢の「チャウチャウ」の原産国は中国、また「ボクサー」の原産国はドイツです。