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答え
4枚の画像から連想される偉人は、詩人・童話作家の「宮沢賢治」でした。
1枚目：農業技術などを教えた羅須地人協会
宮沢賢治は、文筆活動のほかに農業にも力を入れていました。
1915年に盛岡高等農林学校に入学し、地質学・肥料学などについて研究。卒業後も勉学に努め、1921年からは稗貫農学校（現・花巻農業高等学校）の教諭になりました。
▲農学校教員時代の賢治
1926年3月に教師を辞職すると、同年8月に羅須地人協会を設立。農家の青年たちを集め、農業指導からレコードコンサートまで、多彩な活動を行いました。
この建物は現在、花巻農業高等学校の敷地内に「賢治先生の家」として残されています。
2枚目：作品がモチーフの観光列車・SL銀河
SL銀河は、『銀河鉄道の夜』をテーマにプロデュースされた、釜石線（花巻駅～釜石駅）を走行する観光列車です。
『銀河鉄道の夜』は、釜石線沿線が舞台のモデルとされる宮沢賢治の童話。主人公のジョバンニが親友・カムパネルラと銀河鉄道に乗って宇宙を旅する、幻想的な作品です。
東日本大震災の被災地を元気づけるために2014年から運行されていましたが、客車の老朽化により今年（2023年）6月11日をもっての引退が決まっています。
3枚目：作品にちなんだレストラン「山猫軒」
山猫軒は、宮沢賢治の童話『注文の多い料理店』に出てくる西洋料理店です。
『注文の多い料理店』は、二人の若い紳士が狩りをしているとき、山奥で見つけた「山猫軒」に入店。すると次々と謎の指示を与えられ、最終的に恐ろしい目にあってしまう……といった物語です。
画像は、宮沢賢治記念館の駐車場内にあるレストラン「Wildcat House 山猫軒」。イーハトーブ定食や山猫すいとんセットなど、「イーハトーブ（岩手県）」の豊かな食材を利用したメニューがたくさんあります。
4枚目：出身地の岩手県
宮沢賢治は、1896年に岩手県で生まれました。
前述の「イーハトーブ」とは、彼の作品によく出てくる地名のこと。賢治が考えた理想郷で、出身地の岩手県がモチーフになっているといわれています。
ぜひ次回の「今日の一問・社会編」にも挑戦してくださいね！
画像出典
いずれも画像をトリミングしています。 【前回の「今日の一問・社会編」はこちら】
・SL銀河 via Wikimedia Commons SL Story's CC-BY-SA 3.0
・「山猫軒」 via Wikimedia Commons M.Hiraga CC-BY-3.0
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