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こんにちは、朱野です。

先週まいちさんが発見したアルファベット入りのナンバープレート。まだ見かけたことがないので、これから注目していきたいと思います。わたしも全10種コンプリートしたい。

さて、いただいたご質問への回答です。

残念ながら、わたしは車の運転免許を持っていません。運転できたら行動範囲も広がるし、きっと楽しいだろうなと憧れてはいるのですが、自分に運転のセンスがあるとはとても思えず……自分が運転する車には乗りたくないな、と。アメリカ横断系ロードムービーを指をくわえて見つつ、夢の自動運転の実現を心待ちにしています。

それでは「今週の発見」です。


自宅で某和菓子店の羊羹を食べていたときのことです。「パッケージや説明書に書いてある文字はすべて読みたい派」のわたしは、美味しい羊羹を食べながら、お菓子に同封された商品カタログをめくっていました。

ふと、ある一文が目に留まります。

時間の経過と共に、糖蜜が出やすくなりますが、 開封しなければ、賞味期限後1年は、お召しあがりいただけます

確かに羊羹は賞味期限が長く、保存食にもなるイメージがあります。

ただそれにしても、賞味期限後も1年は食べられるって、めっちゃ長いな……? というかそれなら、単純に賞味期限を長くしたらええんちゃうん……? 

びっくりして思わず関西弁が出てしまいましたが、少し調べてみたところ、

賞味期限は、化学的試験や物理学的試験を行う「理化学検査」、食品中の菌を調べる「微生物検査」、人間の味覚や嗅覚を用いる「官能検査」の三つの試験を通して決められる。

羊羹は、100℃を超える温度で十分に加熱していることや、原材料の砂糖の量が多いこと、パッケージを工夫していることなどから、品質が変化しにくい。

ゆえに「理化学検査」や「微生物検査」では、賞味期限後1年経っても品質の変化はほとんど見られない。

しかし「官能検査」では、風味や食感が弱くなるなど、賞味期限後の品質の変化が認められる。

(出典:羊羹の賞味期限 | とらやの和菓子

ということで、「美味しくお召しあがりいただける」賞味期限は製造から1年としているそうです。

なるほど、科学的には品質に問題がなくても、美味しいと感じられるかどうか最終的に決めるのは、人間の感覚ということですね。

それとも、夢の自動運転が実現する頃には、この検査もAIに取って変わられるのでしょうか――。

室町時代から続く老舗の味を楽しみながら、そんなことを思うのでした。


さて次回は山森さんへバトンタッチです。山森さんへの質問はこちら。

ちなみにわたしは粒あん派です。

過去の「日常の発見」はこちら

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この記事を書いた人

朱野

ロンドン芸術大学での修士課程を終え、Master of Artsになりました。日本ではまだ馴染みの薄いファッションの学術研究の面白さを、みなさんとシェアできれば嬉しいです。ちなみにロンドンにも美味しい食べ物たくさんあります。

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