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昨日、ツバメを見かけました。春ですね。

QuizKnock編集部です。

進学・進級された皆様、おめでとうございます! フォームにお寄せいただいた、読者の皆様からの質問にお答えする「QuizKnock相談所」。今回は新年度特集です。新年度を迎える学生の不安や悩みに対して、さまざまなライターがあらゆる視点でお答えしていきます。

※記事化に伴って、投稿時の文章を一部改変している場合があります。また、質問者の学年等は投稿時のままのため、現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

 

質問「教科書を上手く活用したい」

新学期になると購入、もしくは配布される「教科書」。大量の教材を渡されても結局ほとんど使わずに放置、なんてこともあるかと思います。でも、どうせなら上手に利用したいですよね。

QuizKnockのメンバーに教科書の活用術を訊いてみました!


教科書の特徴をフルに活かそう!

教材ごとの特徴を捉えることが「上手に」学習することにつながります。

資料集は情報量が多く、細かい知識を身につけることができるという特徴があり、問題集は知識の定着と活用のためには非常に有効な教材です。それに対して、教科書は情報が順を追って簡潔にまとまっており、体系的な知識を得ることができる教材といえるでしょう。

教科書の上手な使い方としては主に2つあると思います。「学習前に読んで単元ごとの大枠を捉える」という使い方と、勉強に行き詰まったときに「知識や単元が全体の中でどのような位置付けなのかを確認する」という使い方です。テスト前の時間がないときに教科書を読み、重要事項のおさらいをするという使い方もいいですね。


なぜ頭に入らないのかを探るところから

まずは立ち止まって「なぜ、教科書が頭に入らないのか」に着目しましょう。今はプリントがあるとしても、今後もテキストを読むタイプの勉強は度々登場します。避けて通るより、原因を探るほうが有益です。

「流し読みしてしまう?」「文章が固くて飽きる?」「テストで使いづらい?」理由がわかれば、対処法も考えつきます。郡重さんは「読んでも頭に入らない」ことから、流し読みタイプorテストの点につながらなさそうというモチベロスタイプかも。

教科書は指導のベースとなる本ですから、上手く使えば得点に繋がります。「どこが、どんな形式でテストに出るかな?」と考えながら読む、太字部分だけ拾い読むなど手法は色々。結果が出れば実感もついてよりやりやすくなるでしょう。まずは「なぜできないか」の分析からスタートしてください。


勉強は目次チェックから!

多くの方は学校で渡された当日以外、教科書の目次をなかなか見ないかもしれません。 軽視されがちな目次は、項目ごとに分類されており、これから自分の勉強するところが何の分野のどんな内容であるのかを教えてくれる地図のようなものです。

私は教科書を読むときも問題集で演習するときも、「今、自分は具体的に何の勉強をしてるのか」を考えるようにしています。そうすると、漫然と1ページ読んだり1問解いたりするよりも学習内容が体系化され定着しやすくなります。言い換えるならば、知識が正しい引き出しに収納され、ごちゃ混ぜになることを防いでくれるということです。

そのお助けツールとして、目次を勉強開始のタイミングに確認してみましょう。


記述問題は教科書のフレーズを参考に

私は記述問題に使うフレーズを覚えるために教科書を使っていました。文系科目(特に歴史)の教科書は、限られた文量の中にできる限り多くの情報が詰め込まれて書かれている傾向があります。そのため、教科書を読むだけではある事象について理解をするのは難しくなります。そのわかりやすさを補ってくれるのが授業や資料集、参考書です。

一方で、プロによって厳選された必要最小限の情報のみが含まれた教科書の文章は、それ自体として非常に洗練されていて過不足がありません。だから、きれいにまとめられていると感じた言い回しなどを教科書で学び、記述問題などで利用できるようにある程度まで覚えていました。

 

質問「オンライン授業でモチベーションが……」

昨年度末に頂いた質問です。2020年度はコロナ禍の影響により、大学では授業が主にオンラインで実施されるようになりました。今年度は、各大学で「対面での授業を可能な限り行う」という方針を示しているものの、オンライン授業との併用は今後も続いていく見込みです。

この1年で実際にオンライン授業を経験した現役の大学生・大学院生の「オンライン授業におけるモチベーションの保ち方」を見ていきましょう!


時間や場所を決めて能動的に

オンライン授業だと画面越しということもあり、どうしても受動的(聞いているだけ)になってしまいがちですよね。

私はデータで配布される資料を紙に印刷して、先生の発言や疑問に思ったことなどを細かくメモしていました。わからないことをスマホで検索しても誰に見咎められることはありません。メモをしっかり取っておくことで試験前の復習がかなり楽になります。

また、特にオンデマンドだと「また後で見られる」と思ってしまい集中力が下がることがあります。そのため、私はできるだけ授業時間内に授業を受けきるようにしていました。いつでもどこでも受けられるのがオンライン授業の良いところですが、モチベーションを保つためには時間や場所はある程度一定にするのが良いと思います。


大学図書館を活用すべし!

勉強に対するモチベーションが上がらない理由としては、質問者さんも述べている通り「対面授業がないため周りの学生の様子がわからない」ということが挙げられると思います。そこで、大学図書館に行くことをおすすめします! 

対面授業はなくとも大学図書館に勉強しに来ている学生は非常に多いため、図書館に行くだけで自然と「自分も頑張らなければ」と思えるようになります。私の場合は「あの人サボってるな〜」と思われるのが嫌で、必要以上に息抜きをしなくなりました。

勉強していてわからないことがあっても、図書館ならすぐに調べられるので一石二鳥です! 1人で行くのが心細いようでしたら最初は友達と行ってもいいと思いますよ。

 

オンデマンド授業は倍速視聴

オンライン授業のモチベーションを持続するには、オンライン授業動画を1.5〜2倍速で観ることをおすすめします。授業動画をオンデマンド配信してくれている大学・授業に限りますが、単純に受講時間が短くなることで集中力が続きやすくなります。

また、手書きでもタイピングでもいいのでしっかり板書を取ることをおすすめします。オンライン授業だと授業資料などは対面授業以上に豊富に配布されることが多いため授業そのものを軽視してしまい、結果として集中して授業を受け続けることが難しいことがあります。そんな時でもしっかり手を動かしてノート作りをすると決めておけば集中力を保つことができます。試験前に見直すのも、授業動画から該当箇所を探し出すよりノートを見直す方が簡単です。


オンラインの時こそ友達と勉強しよう

オンラインでこそ友達と勉強をするようにしてモチベーションを保っていました。家で勉強をする習慣がなかった私は、家の中で勉強モードと休憩モードの切り替えに最初は悩みましたが、友人とオンライン上で勉強する場所を作り、その通話に入ることを切り替えのスイッチにすることで解決しました。友人と約束をすれば、自分の気分だけで怠けてしまうことがないのも良さだと思います。

また、オンラインでは集中力も途切れやすくなります。そんな時にはポモドーロテクニックを使ってみましょう。ポモドーロテクニックは「クイズノックと学ぼう」でも紹介した25分集中・5分休憩……を繰り返す手法です。タイマーを画面共有しながらやってみると、1回1回は楽なのに気づけば勉強が進んでいて効果を実感できると思います。


「ポモドーロテクニック」を実践した動画。自宅で勉強するときにご活用ください!


QuizKnockのメンバーがオンライン授業について語る動画はこちら! ぜひご参考に。


引き続き、皆さまからの質問を募集します! どんどんお寄せください。お待ちしております!

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