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2020年ももうすぐ終わり。やり残したことはありませんか? 

QuizKnock編集部です。

さて、フォームにお寄せいただいた、読者の皆様からの質問にお答えする「QuizKnock相談所」。今回は第12回です。

今回は来年1月に控えた共通テスト対策特集です。受験生も、そうでない学生も必見! さまざまなライターが、あらゆる視点でお答えしていきます!

※記事化に伴って、投稿時の文章を一部改変している場合があります。また、質問者の学年等は投稿時のままのため、現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

 

質問「本番でミスを防ぐには……」

共通テストでは、従来のセンター試験よりも「思考力」を問う発展的な問題が出題されると予想されています。想定外の問題で戸惑ったとしても、まずは解ける問題を手堅くこなしていきたいところ。「ミス」を防ぐための心構えを、ライターに訊いてみました!


起こりうるミスに布石を打っておこう

僕も大きなテストとなるとミスをする方だったので、その気持ちめちゃくちゃ分かります!  

僕は事前にミスリストを作り、試験の前に確認するようにしていました。忘れそうな公式などは試験の直前まで確認し、試験が始まったら問題用紙の空所にメモしていました。また、問われているものが「正しいもの」なら問題の横にマルを書き、「誤っているもの」ならバツを書いて気をつけていました。

基本ゆっくり確認しながら解く派ですが、入試本番に備えて見直しの時間を5分前後確保できるように時間配分を考えていました。

僕の場合、緊張に呑み込まれないよう「緊張=本気で準備してきた証拠」と思って挑んでいました。 寒くなってきたので体調にも気をつけて頑張ってください! 


視覚化して点の取りこぼしを防ごう

私が心がけていたのは、「視覚に訴える見直し」。具体的には、解答時に気をつけたい条件にペンで印を付けたり、計算の過程を指でたどったりしていました。

自分がミスをしやすいと思っているなら、見直しはじっくりと時間を取ってやりましょう。初歩的なミスほど、見逃してしまうし、後悔が大きいものです。「さっきの自分は絶対に間違っている」くらいの気持ちで、厳しくチェックしたいですね。

大きな試験では、自分が思っている以上に焦るし、ミスも生まれやすいです。普段の学習がしっかりできているのなら、試験のつもりで問題を解いてみるなど、いつもの勉強を本番に近づけた想定で行ってみるのも良いかもしれません。


ミスの内容を分析して、自分の特性を知ろう

解けるはずの問題が解けずに点を失うとショックを受ける気持ちはわかりますが、次回以降同じ失敗を繰り返さないための大きな収穫です。そんな時は「ただのケアレスミス」と考えずに、「どんなケアを怠ったミス」なのか、しっかり吟味しましょう。

試験の復習で分析を繰り返すと、「自分はどんな時に、どんなミスを犯しやすいのか」というミスの傾向を読むことができます(例えば、私は53=75とよく間違えます。正解は125)。その経験則に基づいた「頭の中のチェックリスト」をどんどん密なものにしていくと、少なくとも同じようなミスを防ぐことができます。

受験へのラストスパート、演習と分析、そして対策を重ねて本番に臨みましょう!

 

質問「リスニングのコツや勉強法は?」

共通テストでは、英語のリスニングに大きな変化があります。従来の「2回読み」に加えて「1回読み」の問題の登場や、リーディングとリスニングの配点が原則1:1(※)になるなどの変更が発表されています。このことから、リスニングに関する質問が多く寄せられました。

QuizKnockのライターたちが、どのようにリスニングと向き合っているのか見ていきましょう! 

※リーディングとリスニングの配点は、大学・学部・学科によって異なります。


リスニングだけがリスニング上達の方法ではない

OKOK,様々なる疑問が混ざっているので、構造を解きほぐすところからスタートしましょう。

そもそもリスニングは普段は目で読む文章を耳で聴いているわけで、まずは英語の文章を読む上での基礎的な力は必須になりますね。それがあれば、長文読解よろしく、文章のどこで重要なことを言いそうなのかがわかるようになってきます。短文の会話形式なら単語が重要になりそうだなとか、長い説明文なら段落冒頭は大事だなとか。この意識は、1回しか聞けないときなど特に役立ちます。

そこに+αでリスニングの練習が乗っかってくるわけですね。シャドーイングやディクテーション等に際して同じ文章を何度も聞き直し、文章の中で強く読まれる単語がどれかなどをおさえると聞きやすくなるでしょう。旧センター試験系の問題は特に、復習が有効なはずです。


問題を事前に確認しよう!

音声が読まれる前に問題を確認するようにしましょう。

得られる情報量は問題によって異なりますが、問題文に何らかの情報が含まれていることがほとんどです。問題文がなく選択肢に“cat”、“dog”、“hamster”としか書かれていなくても、動物の名前に注目すべきなことがわかります。「好きな動物か飼いたいペットの話をするのかな?」と話の流れも予想することも可能です。

このように、問題文や選択肢の少ない情報でも、リスニングの注目ポイントや大まかな流れを掴むことはできます。形式によっては、事前に確認の時間がほとんど取れない試験もありますが、始まる前の数秒に問題文と選択肢を確認するだけでもリスニング問題は解きやすくなると思います。

 

全て理解しなくてOK!ポイントだけ聞こう

リスニングで一番の失敗は、どこが出題されるか分からないから、とりあえず全てを理解しようとすることだと思います。

この考え方だと、1単語でも知らない単語や聞き取れないフレーズがあったときに、パニックに陥り他の部分も連鎖的に理解できなくなってしまいがちです。そうならないために、文章の中でも重要なポイントを捉えるというイメージを持ちましょう。試験に限らず、学習の段階でも音源を初めて聞く場合は、ポイントを捉える訓練を積んでおくのが良いと思います。

また、メモに集中しすぎてポイントを聞き逃すのも問題です。メモはポイントに絞ってかつ最小限に(“convenience”→“con”と省略するなど)を心がけてみましょう。


問題を作った人の気持ちになってみよう!

私もリスニングがとても苦手なので、一生懸命対策しています!

答えとなる大切な部分を見分けるようにするため、解き終わった後に解説をよく読むようにしています。それは、「問題の作成者がどこで引っかかって欲しくて不正解の選択肢を作っているのか」を見ることが大切だからです。

発音が似ている単語を紛れ込ませていたり、テーマに関連した選択肢を作っていたり……。作成者も私たちに引っかかってほしいので、引っかけるパターンをいくつか用意しています。もちろん、問題を解いているときの工夫も必要ですが、そのパターンを見つけるとリスニングが少しだけ楽しく感じると思います。上達できるように一緒に頑張っていきましょう! 


引き続き、皆さまからの質問を募集します! 今回は特に「受験本番への悩みや相談」を大募集しています。どんどんお寄せください。お待ちしております!

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