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前ページ:はじめから挑戦したい方はこちらへ! 以下は解答と解説です。

正解&解説

正解は土方歳三ひじかたとしぞうでした。土方歳三は、京都の治安維持にあたった新撰組しんせんぐみの副長として江戸幕府打倒を目指す志士を取り締まった人物です。司馬遼太郎しばりょうたろうの小説『燃えよ剣』など様々な作品で題材となっています。

ヒント1:「豊玉ほうぎょく」という俳号で俳句をたしなんでいた

土方歳三は時々部屋に1人でこもって俳句を作る習慣があったといわれています。事情を知らなかった隊士からは、恐ろしい計画を練っているのではないかと勘繰られ「副長の穴籠あなごも」と呼ばれました。

しかし彼の俳句の腕はアマチュアレベルで、司馬遼太郎にいたってはハッキリと「下手」だと言い放っています。彼が残した俳句には、次のようなものがあります。

差し向かう心は清き水鏡

この俳句は、将軍の護衛をする浪士組に志願するために、京に上った時に書いたものです。その時の彼の正直な心境を「清き水鏡」という言葉に仮託しています。

しれば迷いしなければ迷わぬ恋の道

冷徹なイメージのある土方歳三は意外にもこのような恋愛に関する俳句も残しています。

ヒント2:漫画『ゴールデンカムイ』には脱獄囚のリーダーとして登場

『ゴールデンカムイ』は、明治後期の北海道を舞台にした漫画作品で、日露戦争の死線をくぐり抜けた「不死身の杉元」たちが北海道に眠る莫大な黄金を巡るサバイバルを繰り広げていきます。

土方歳三は、史実では明治初期の箱館五稜郭はこだてごりょうかくの戦いで戦死しています。しかし、『ゴールデンカムイ』では五稜郭の戦いで生き残り、網走監獄に収監されていたという設定で登場します。

現在(2024年2月)、公開中の実写版映画では、俳優のたちひろしが土方歳三役を演じています。

ヒント3:新撰組で「鬼の副長」として恐れられた

幕末の混乱の最中、江戸幕府を打倒し天皇中心の国家を作ろうとする志士が出現し始めました。彼らを取り締まるすべく京の町で組織されたのが新撰組です。土方歳三は新撰組の副長として、京都の治安維持にあたりました。

土方歳三は常に規律を重んじ、規律を破った隊士に対してはたとえ幹部であろうと切腹を命じました。この姿勢から、彼は「鬼の副長」と恐れられました。


ぜひ次回の「今日の一問・社会編」も楽しみにしてください!

【前回の「社会編」はこちら】

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この記事を書いた人

松井一将

松井一将(マツイカズマサ)と申します。京都大学で美学・美術を勉強しています。クイズもしています。読者の皆さんの人生にちょっとした豊かさを与えられるような記事を書ければと思います。よろしくお願いします!

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