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解説

正解は「ヘリウム」でした。

ヒント1:ギリシャ語で「太陽」という意味の言葉が由来です。

ヘリウムはギリシャ語で「太陽」を意味する「helios(ヘリオス)」という言葉に由来します。1868年、イギリスの科学者であるノーマン・ロッキャーらは、皆既日食の際に観測された太陽の光を分析する中で、新しい元素が太陽に存在することを発見しました。太陽光から発見された元素であるため、「太陽」という意味の名前がつけられたとされています。

ちなみに、「helios(ヘリオス)」はギリシャ神話に登場する太陽神を指す言葉でもあります。

▲ギリシャ神話の太陽神・ヘリオスの姿

ヒント2:宇宙で2番目に多く存在する元素です。

ヘリウムは全宇宙に存在する元素の質量の約25%を占めており、約74%と最も多い水素に次いで宇宙に多く存在します。しかし、地球上に存在するヘリウムの量は少なく、その多くは地下に存在しているため、地球の大気に占めるヘリウムの割合は、体積比で約0.0005%しかありません。

ヒント3:空気よりも軽くよく風船などに詰められます。

気体のヘリウムは空気よりも軽く、空気中で浮く性質を持ちます。そのため、浮力を与える目的でよく風船や飛行船に詰められます。かつては同じく非常に軽い気体である水素が詰められることが多かったのですが、水素の持つ可燃性が危険視されたため、現在ではヘリウムを用いることが多いです。

また、気体のヘリウムを-269℃という極めて低い温度まで冷やすことで得られる液体ヘリウムは、実験に使う装置などを非常に低い温度に保つ必要がある際によく使われます。

▲液体のヘリウム


最後まで読んでいただき、ありがとうございました! ぜひ次回の「今日の一問・理科編」にも挑戦してくださいね!

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この記事を書いた人

松林 陸

京都大学大学院理学研究科・修士1年の松林 陸です。普段は大学のサークルでクイズをしています。 大学では物理学を専攻しています。好きなものはクイズと旅行と科学。読者の方の日々に「ちょっとした学び」が生まれるような記事を書けるように頑張ります。

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